「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　今日、久々にテレビを見ました。「輪舞曲～ロンド～」というドラマを見たのですが、ちょっと気になる点がありました。チェジウさんが演じていた女性（すみません、名前が分かりません）が、日本嫌いという設定だったのですが、地下鉄で病気の妹を気遣うチェジウさんに、どんどんぶつかっていく日本人たち。あり得なくはないな、と感じました。
　ただ僕自身2001年に、子供が0歳の時に、僕・奥さん・子供・奥さんの母の4人で韓国に遊びに行ったことがあります。それまで、食べ物も美味しい、楽しい国だ、と思っていた韓国でしたが、人混みの中でベビーカーを蹴飛ばされ、非常にがっかりしたことがありました。（今から振り返れば、たまたまその人の問題だったのですが）いえ、韓国の問題を論じたいわけではありません。その逆で、日本が優しくなくなっていませんか？という問いかけです。

　テレビを見ていて、「日本人が、そんな冷たい訳内じゃん！」とは思えませんでした。東京に住んでいる僕としては、あり得るな、とも感じました。いかがでしょう？
　日本史には弱い僕ですが、元々は人情堅い民族であり、礼儀を重んじる、と学んできました。ところが最近は、若いとか、年上とか関係なく、冷たくなってきたように思います。もちろんその裏側で、下手に手を出すと危険、という事件が起きているのも事実です。

　しかし、体調が悪そうにうずくまっている人に、声を掛けますか？
　信号の前でうろうろしている高齢者の方に、声を掛けますか？
　電車に乗ってきた年配の方に、スムーズに席を譲れますか？

　僕は、シンガポールの大学を出ています。そのため、4年間シンガポールにいたのですが、マナーの悪そうに思われているシンガポール人は、お年寄りが乗ってくると、当たり前のように若者が席を立ちます。（僕が居た当時は）優先座席という概念はありませんが、当たり前のように席は空きます。
　自分だけが良ければ、それで良い。どうもそんな人種になっているように危惧しています。歩きタバコもそうですね、自分だけが良ければ、その煙を吸ってしまう人はどうでも良い。また、歩きタバコは、ベビーカーの子供の目線です。それを気にしない優しさもいただけない。そう思えてしまうのが、寂しいです。いや、寂しい、だけ言っていても、単なる愚痴ですね。何か、動き始めようと模索しています。