「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　土曜日は、iUG事務局として、LS研の皆さんとの情報交換会がありました。

　LS研の皆さんからご依頼ただいたのが、きっかけです。
　僕たちがイントラブログまたは、イントラSNSのスペシャリストではないのですが、少なくともベンダー視点ではなく、ユーザー視点で見ていることが理由です。
　3時間以上の長時間になりましたが、とても実のある情報交換会でした。

　ちょっと気付きがあったので。

　例えば、グループウェアというと、何に使うのか、といった視点では、割とコンセンサスを取りやすいわけです。スケジュール管理というだけでも、分かりやすいですよね。

　では、イントラブログ/SNSではどうでしょか。その効果がイメージできない限り、経営者の理解を得るのは容易ではありません。

　今までコンピューターシステムというものは、費用対効果で換算して、導入されてきました。「これを導入することで、何名分の人員削減が出来る」といった具合です。（実際に、人員削減するケースは、かなり稀なのですが）

　ところが、こういったコミュニケーションツールは、費用削減という視点で考えると難しいのです。そういう意味では、日々の業務上のニッチなツールなのかも知れません。（しかし実際に使ってみると、会議の前のディスカッションが出来ていたりして、具体的な金額はともかく、「効果」はあるのですが。）

　○○管理システムといったものとは、元々の位置づけ、存在意義が違っており、そのものの費用対効果を図るのは当たり前ですし、導入効果（費用外効果）を考えるのも、当然のことです。

　しかし、導入前に検討する時間ばかり費やして、ただただ導入が遅れていくようでは本末転倒です。そういう意味では、コミュニケーションツール導入に時間を掛けるべきではないのでしょうか。

　少なくとも、こういったシステムは、即使ってみる。ダメだったら止めてみる。くらいの、気楽な導入が、企業を活性化していくのかも知れませんね。（反省を込めて・・・）