2009年12月
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2005/10/31
プロジェクト開始時に行う、意識合わせを含めたミーティングを、「キックオフ」と呼んでいます。よく「仲良くなるための飲み会」と考えている人がいるのですが、そうではありません。(それもやって良いですが、本質は違います)
特に僕たちのような、短期プロジェクトは必要です。これを、「時間がないから」、と端折ると、あとで意識のズレが生じてきます。時間がないからこそ余計に、意識のズレがないように、最初に時間を取ることが必要です。
そこで必要な議論はやるべきなのです。ところが日本人は、議論が苦手。議論しない、または議論を討論(または言い合い)と勘違いしているケース。かなり極端なことが多いように見受けられます。
ディスカッションと言いますが、語源は「dis=否定する」と「cuss=恨む」、要は「恨みっこなしよ」と言う意味です。
同様にディベート(debate)は、「打ち倒す」という意味です。すなわち、本気で意見を交わす必要があるわけです。「最初っから言い合ってもなぁ」と、自分の意見を出さずにいるのは、正しい姿ではない、と考えています。
本気で打ち倒すことはないのでしょうが、真剣に考えた意見は出すべきです。
で、この「真剣に考えた意見」が重要なのです。真剣に考える内容は、ロジカルであるべきです。いわゆる、ロジカル・シンキングが必要になります。
ロジカルではない意見は、芯がないのでぶれやすい。また、感情的にもなりやすいと思います。ところが、これまた日本人には不得意なところです。
よく言われる、欧米人は隣人を告訴して、裁判が終わったらまた普通に挨拶する。実際は、そんなに極端に出来てはいないと思いますが、まぁ、よく言われる話しです。それに比べ日本人は、一度意見を戦わせた人間と、その後普通に話すのが苦手、と言われます。
(僕自身も、感情的になったあとは、結構苦手ですね・・・)
しかし、感情的とロジカル・シンキングは全然別物です。ロジカルに考え、相手も分かりやすく、同意させることが出来れば、全然感情的になる必要はありません。
むしろ、お互い議論を「楽しむ」ことが出来るはずです。これが、プロフェッショナルです。
また、こういった議論や意見出しを最初にしておくことで、細々とした問題を事前に確認したり、修正したりすることで、「問題を予防」することが出来ます。
これがもし、問題が起きてからだとすると、「問題への対応」しか出来ません。対応になった瞬間に、プロジェクトメンバーは犯人捜しをはじめます。しかし、犯人は一人ではないかも知れません。悪意がある、ないに関わらず(というか、悪意があるのは問題外ですが)、間接的な犯人は複数いるかも知れません。
キックオフできちんとした質問や、意見をだしておけば予防できたのですから、意見を出さなかったメンバー全員が、犯人なのかも知れないということです。
問題を予防するためには、事前に様々な点について確認を行う。「違う」と思うことには、きちんとした意見を出す。それにより、問題発生の確率は、格段に下がるはずです。
僕の知っているプロジェクトは、約3週間という短期プロジェクトであるにもかかわらず、きちんとしたキックオフを行わなかったために、メンバーは「今後もう、このプロジェクトマネージャと一緒に仕事したくない」とまで言い出したことがあります。
これは最初のキックオフを怠った以外、何も落ち度のないプロジェクトでした。
こういうことがないように、良い短期プロジェクトにしていく努力を怠らないように、僕自身も努力したいと思います。
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