異聞か、異文化:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 異聞か、異文化

外資系マーケ担当としてのクロスカルチャーな仕事と日常

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2006年12月26日 »

Pound for Pound とは
ボクシングの世界で、仮に体重のハンデがなかったとした場合に最強と目されるチャンピオンに与えられる称号(出典: Wikipedia)
という意味だそうです。

私がこの言葉を知ったのは、先月開催された弊社のグローバルイベント「Mometnum 2006」後の懇親会の時でした。本社のエクゼクティブが「つつつっ」と私の方に歩み寄り、

"Miho, this event, Japan Momentum is the Pound for Pound "
と言ったのです。

もちろん、その意味を知らなかった私は「英国通貨のポンド」を連想し、「ポンド分のポンド」で「費用に見合う成果があった」という意味かなぁ?と想像していました。
ボクシングの最強のチャンピオンに贈られる称号だと説明してくれても、今ひとつピンとこなかったのです。

「Momentum」というイベントはアメリカ、イギリス、フランス、オランダ、オーストラリア、中国、日本の世界7箇所で開催され、彼はその全てに出席していました。
出席者数では、日本は2番目。
最大規模は、もちろん本社のあるアメリカです。
「でも、もしアメリカと同じ条件(費用、人的リソースなどなど)だったとしたら、日本のイベントが勝っていた。最強のイベントは日本のMomentumだ!」と言ってくれたのです。
1年で最重要なイベントだけに、この言葉は本当に嬉しかったですね。

彼の言葉で、もう1つ印象的だったのがあります。
講演を終えた舞台上、日本語でご挨拶。
「ミナサマ、 ゴセイチョ アリガトゴゼィマシタ」
こここまでは、何とか良かったのですが、
「マンハッタン・アソシエイツ ヲ ヨロシコ!

ちょっと吹いてしまいました(笑)

このイベントでは前回ご紹介したハニココをノベルティーとして参加者に配りました。
300個購入したので、300ヶ月分の奨学金がでます。
インドネシアの子供4人が小学校を卒業することができます。
600万人もいる教育を受けられない子供達がいる中、たった4人!
でも、活動概要を書いたチラシを同封したので、読んでくださった方に繋がれば、そこから広がりがあると思っています。

miho

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プロフィール

石川 美保

石川 美保

ケニア、バグラディッシュなどで幼少時代の7年間を過ごす。かつては5ヶ国語を話す子供であったが、帰国後日本語以外の言語を全て忘れる。米国系SCMベンダーのマーケティングを経て、現在は(株)フェイスのIR広報室マネージャー。

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