A Better Way to The Better Days:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) A Better Way to The Better Days

「楽しく仕事するにはどうしたらいいか常に考えていたいよね」という未来志向コラム

« 2006年11月22日

2006年11月23日の投稿

2006年11月28日 »

何故だか話がかみ合わなくて混沌とした議論が続く会議ってどこの会社でもあることだと思うのですが、そんなことの原因として「話し合うテーマの中でよく出てくる用語の定義が参加者間でぶれている」ということって多くないでしょうか?

たとえばAさんの言う「管理DB」とBさんの言う「管理DB」が違うものをさしている。もしくは、Aさんの言う「管理DB」は複数ある「管理DB」を総称してさしていて、Bさんの言う「管理DB」は複数ある「管理DB」の中の特定の「管理DB」をさしていたり。書いているだけでややこしいですが、実際に熱い議論が交わされている会議の中で、こんな風にリンク先がずれている用語が2つ以上出てきたとすると会議は必ず混沌とするでしょう。

そして堂々巡り。。

基本的なことかもしれないですが、その会議で使う用語をきっちりと定義すること、つまり対象となる実体や現象に名前をつけてやることをしないとならないのではと。

比較的きっちりとしたドキュメントでは前提事項として用語の定義がしてあることが多いけれど、日常の会議において議論を止めてそういうアクションをすることにはちょっとためらってしまう人も多いのではないでしょうか。つまりどのタイミングで水を注すか迷ってしまうのだと思います。

でもこの場合、敵を認識しなければ倒すことはまずできないのですから、用語のリンク先がずれていることに気がついた人間はそう感じた瞬間にすぐさま修正をかけるべきでしょう。時は金なり、光陰矢のごとしなのだから、混沌とした会議は一度クールダウンしてみてもよいのです。

そして一度、休憩を入れて用語のばらつきを修正するところから議論を再開する。相撲で言う水入りです。その間にホワイトボードにずれている用語の定義を書いてみるといいと思います。こんな手順を会社の会議ルールとして標準化してしまうのも良いかもしれないですね。

会議はその企業の企業文化をあらわすとよく言われます。はてなの立ったままの会議なんかは有名ですが、そんな会議のちょっとしたルールから企業の文化を作っていくというのもまた楽しいものです。

なんにしてもしびれるような会議をしたいものですね。

ヒサヒコ

« 2006年11月22日

2006年11月23日の投稿

2006年11月28日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

白石 久彦

白石 久彦

最近は趣味と仕事が融合するかのごとくデジタル音楽配信の会社にて、いろいろとやっています。
趣味は楽器演奏・DJ・散歩・読書と人間観察。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
hshiraishi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ