「与えられた仕事を好きになる」から「好きな仕事をする」へ
最近、お会いする方や呑みの席で「今後何をしたいのか?」と聞いたりします。
(聞かれる方は、メンドクサイと思ってるかもしれませんが涙)
と言いますのも、仕事柄などもあり、自分自身があらゆる場面で聞かれることが多くあり、常に明確にこうしたいと伝えられるように準備していたりします。
私が社会人になる少し前に「バカの壁 (新潮新書) 」養老 孟司 (著)が400万部を突破していました。その文面の中には下記の様な文言がありました。
「好きな仕事ができる訳ではない。好きな仕事をしているのであれば、自分は死体の解剖なんてしていない。」
「好きなことをやりたかったら、やらなければいけないことを好きになるしかない。」
要するに、与えられた仕事をいかに好きになるか、好きが先ではなく、与えられるものを好きになる努力をすべきということでしょう。私が就職する頃は、最後の就職氷河期でした。しかしながら、「何が好きか?」「何をしたいのか?」を問われるケースも多くあり、でも周りは金融機関やメーカー、知名度がある会社を選んでいく中で、好きとか関係なのではないかと実態は思いつつ大半の人が決めていました。まだまだ10年前は、そういう時代だったんでしょうね。
昨今、インターネットの普及もあり、ノマドワーカーや地方在住のIT起業家、プロデューサー辺りの方に聞いてみると、「プライベートと仕事は分ける方。好きなことで仕事ができれば最高だな。」という回答が多くあります。好きなことで稼げて、好きな場所に住める。これを20代・30代で達成するのは、10年前では叶えられなかったことかもしれません。
与えられた仕事を好きになる→好きな仕事をする
に変化が見られています。
私はどちらかと言えば、苦手な仕事をしていくことで、底力が上がっていて、お金は後からついてくるなんて思っているタイプなので、30代前半にして少し古いタイプの人間になっているのかも。。
でも、将来は好きな場所に住んで好きな仕事ができる人間になりたいな。