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ビジネスとテクノロジーの間には深い溝がある?

Blue Boxで加速するIBMのOpenStackへの取組み

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OpenStackのテクノロジーがどのようにBlue Boxで実現されているかについて、Hernan Alvarez氏より説明がありました。Blue Boxはこの6月にIBMに買収された企業であり、IBM Cloudの傘下でOpenStackをベースとしたマネージドクラウドインフラを提供しています。元々は長年エンタープライズアプリケーションの運用に従事してきた会社とのこと。

Blue Boxが提供するクラウドインフラの選択肢は、Public(共有型)、Dedicated(専有型)、Local(プライベート)の3つがあります。Dedicatedは、共有型でありながらも、IBMが運用する全世界25ヶ所のデータセンターから専有インフラを自社データセンターにあるインフラと同様に利用できます。さらに、Localは、IBMのデータセンターではなく、自社のデータセンターでオンプレミスと同様にIaaSを構築できるようにするものです。DedicatedとLocalは、パブリッククラウドの利点であるコストや運用負担の軽減と、プライベートクラウドの利点である高いパフォーマンスやセキュリティ要件への対応といった点のいいとこどりを意図したものです。IBMの主要顧客である政府機関、金融機関のように、データを社外に持ち出すことがまず困難な組織にとって、この最新リリースは歓迎されるものになるでしょう。

去る8/26にグローバルデータセンターでのDedicated利用開始、この10/26からのLocalの利用開始と、Blue BoxがIBMの一員となってから大きなリリースが相次いでいます。Alvarez氏によると、「短期間にこうしたメジャーリリースが続いていることは、IBMの一員になり、リソースが増大したことが大きく影響している。製品の品質やコミュニティガバナンスにも良い影響をもたらしており、IBMのオープンソーステクノロジーとそのコミュニティへのコミットメントの現れと考えている」とのこと。Blue Boxは、企業がどの選択肢を選んだとしても、OpenStackテクノロジーをベースに一貫したユーザーエクスペリエンスを提供することにコミットしています。

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