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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

システムインテグレーターの高齢化問題。高齢社員がプレイヤーでない会社はますます若者が逃げる件

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そんな大したことも書くつもりもないのですが、ソフト開発会社が若手中心の会社で、インテグレーターが高齢者の会社というイメージが定着してませんか?

インテグレーターは昔からあまり仕事のやり方というか、体質があまりかわっていないような気がします。

一方、ソフト開発会社はずいぶん、直販の会社が増えたなぁというイメージがあります。

データがなくて恐縮なのですが、昔はインテグレーターが直受けで、ソフト開発会社が下請けというイメージがありましたが、少人数でも大きなシステムを開発できるような環境がそろってきたため、ソフト開発会社でもそれなりの案件を直受けするようになってきたのだと思います。

ソフト開発会社が、直受けが増えると、利益も増え、仕事も面白くなるので、新人も入りやすくなります。

一方、インテグレーターに入社すると、自分がどこを開発しているかもよくわからないような部分的な開発になってしまったり、がちがちの文章ばかり書いていたりと、若者にとってあまり面白くない仕事が大半を占めるようになってしまっているのだと思います。

「そもそも仕事は楽しいものじゃない!」とおしかりを頂きそうでもありますが、面白い仕事ができるような若い会社が台頭してきたので、若者にとって選択肢が増えてしまったのだと思います。

この流れが続くと、優秀な若い人材はソフト開発会社ながれ、インテグレーターにはあまり流れていかなくなっても不思議ではありません。

さらに、定年期の高齢化がこれからは進んでいきます。

具体的にはどう進んでいくかと言うと、それなりに役職についていた、現場から離れた人が、定年の高齢化が進むことで、役職定年をしていきます。その時に管理職ではない人が結構な人数が会社の中で増えます。でも、それらの人はもう現場から離れているので、アドバイスくらいしかできません。そうなると、その方々が、若手に対して、アドバイスをしますよね。

「俺が若い時はー。」

「そんなやり方じゃダメだー。」

のようなイメージなのですが、上司に言われるならまだしも、役職定年された方々に言われると、仕事がある程度できるようになった、働き盛りの30代は会社を辞めたくなったりします。そして外資系やベンチャー企業に転職していくような気がします。

データもなにもないですが、これから10年くらいで怒るような出来事だと思います。共感される方も多いのでは?

IT会社の高齢化が問題になりそうな気がします。

若手社員を活かせない会社はまずいと思いますよ。

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