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経営者の方へ)これからの時代に必要なベンチャーマーケッターの資質の見極め方

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吉政創成の吉政でございます。

これからの時代に必要なITベンチャーマーケッターの資質の見極め方を書きます。

いろいろな考え方があると思いますが、経験上、恐らく正しい解の一つだと思います。

これからの時代は、自社メディアも更に重要になります。
自社メディアとはWebはもちろん、Facebookやブログ、Twitterなど、自社が直接コンテンツを操作できる外部向けのメディアをさします。

従来のマーケッターに加えてこれを効果的に使える以下のような資質が必要だと思います。

ちなみに、ここで述べるマーケッターはリサーチャーや広報を指していません。
以下の業務が可能なスーパーマーケッター(笑:スーパーマーケットみたいですね)を指しています。

・販売促進の戦略立案と運営
・広報
・マーコム(Web、カタログ、イベント)
・調査

上記はつまり製品企画を除くすべてのマーケッティング業務を指します。上記に加えて製品企画までできる人材は百貨店だと思います。(すみません。くどいですね。そしてどうでもいいですね。)
大手のマーケッターはこれらのすべてを求められていないかもしれませんが、ベンチャー企業のマーケッターにおいてはこのすべてができる事が求められます。その理由は、上記の業務毎に人材を雇用すれば人件費がかさんでベンチャー企業レベルでは収支があわないからです。

そこで、上記全てマスターできるマーケッターの資質とその見極め方を以下に書きます。
今後、マーケッターを育成する際の人選時にご参考下さい。

1.慎重に準備・計画し大胆に行動できる性格
スケーラブルな戦略を慎重に計画し、ガンガン推進できる実行力が大事です。
この性格の判断は、遊び方や、過去の目標の達成の仕方を聞けば、分かると思います。

2.まめな性格
自社メディアの運営の秘訣はマメなケアだと思います。
「めんどくさい」という言葉を使う人材、メールがマメではない人材、異性に対してマメじゃない人材は自社メディアに対しても手を抜きがちのように思えます。
手を抜くマーケッターは仕事がぶれがちです。企画がぶれると、ビジネス全体が大きくぶれます。忙しくてもまめに対応できる人材は強いです。何故なら、製品発表やイベントなど、スケジュールが迫ると加速度的に忙しくなりますが、そういう時でも定常業務をこなせる可能性が高いからです。イベントや製品リリースの度に定常業務が怠っては既存顧客が離れやすく、会社がしっかりした会社に見られません。また、異性にマメな人材というのもこの資質に通じるものがあるように思えます。

3.文章を書くのが好きな人材
文章がを書くのが好きな人材は機会を与えれば進んで実践し、文章力が成長します。個人でブログを書き続けている人材は文章を書くのが好きな人材が多いです。ちなみに、文章が好きで本を読むのが好きな人材と、文章を書くのが好きな人材は必ずしも一致しません。自社メディアを健全に運営していくためには文章量と文章力の両方が必要ですが、その両方を支えるのはマーケッターが文章を書くのが好きかどうかだと思います。現職務がそこそこに忙しいのにブログを書いているような人材は、ポイントが高いと思います。

4.明るい性格
明るい性格の人材が文章を書くと明るい文章になり易いです。一般的に暗い文章よりも明るい文章の方が好んで読まれると思います。また、明るい性格の方が人脈が広がり易く、多くの情報を得られる人材になり易いです。情報量が多い人材は判断材料が多くなり易く、企画の精度が上がります。

5.仕事が速い人
企画が遅れれば全体の戦略が遅れます。何か依頼してもすぐに実行できる人材は有用です。その日の仕事はその日のうちに片づけ続けるかどうかで見極められます。

続いてマーケッターの人材候補の選出にあたって重要なチェックポイントを補足します。

A)IT系のマーケティングでも大別して以下の4つは似ていてもやり方が違います。自社と同じような規模の経験を持った人を雇う、もしくは育成するべきです。

・外資系大手
・外資系ベンチャー
・日系大手
・日系ベンチャー

この選別を間違えると、、、社長が気合いを入れて大手のマーケッターを大金をはたいてヘッドハンティングしたけど、広告費等のコストばかりかかって成果が出ないなんてこともあります。よくありますよねw そして、そのマーケッターは会社を辞める時に「やっぱり貧乏な会社駄目ですね」などと言ってやめて言ったりもします。双方にとって不幸なので、餅は餅屋にということで、気をつけたほうが良いと思います。大手は大きなビジネスボリュームが必要なので、広告などの予算をかけるのは重要です。しかし、ベンチャーにはその予算が無い事が多いので、コストをかけないで成果を出せるマーケティング手法をしっている経験者を雇うべきなのです。

B)知識量と実行量のバランスが良い人を選ぶべきです。

自分でどんどん勉強し、なんでも知っているくらいに詳しいのですが、実践経験が少ないタイプの人は選んではいけないという意味です。このタイプの人材の企画は企画倒れになるケースが多いので注意が必要です。またこの手の人材は、自分には才能があって努力もしているのに運に恵まれていないと思っている人材が多く、そのうちに毒を吐き始めて、周りに悪影響を与える場合も多いので、要注意です。マーケッティングの本を読むことは必至ですが、読んだ冊数よりも戦略実行数の方が多いくらいの方が良いと個人的には思います。また、雇用した若手マーケッターにジャンジャン、チャンスを与えていかないと、頭でっかちな人材になってしまうことも多いので、そちらも注意が必要です。

以上、20年近いマーケティングの経験から得た内容を書きました。
少しでも参考になれば幸いです。また、私ももっと勉強したいので、ご意見がありましたらお気軽にお願いします。(匿名コメントやふまじめなコメントは削除します)

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