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IT技術者教育に携わって25年が経ちました。その間、変わったことも、変わらなかったこともあります。ここでは、IT業界の現状や昔話やこれから起きそうなこと、エンジニアの仕事や生活について、なるべく「私」の視点で紹介していきます。

ステージ上の「私事」と「仕事」~ 姫乃たま & さいあくななちゃん

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姫乃たまが司会で、さいあくななちゃんが出るというので行ってきた。


さいあくななちゃんは、前回「【書籍紹介】『芸術ロック宣言』さいあくななちゃん」で紹介した新進のアーティストである。また、姫乃たまは「【書籍紹介】『職業としての地下アイドル』姫乃たま」などで取り上げた。

印象に残ったのは、さいあくななちゃんの著書「芸術ロック宣言」のエピソード。

芸術ロック宣言

文字はピンクだし、正直言って全体に少々読みにくいのだが、案の定、装丁の川名潤さんとバトルがあったらしい。なんでも、提示された装丁案に対して「こんなんじゃない」と2000文字のメールを返し、事務所に乗り込んでいって12時間もデザインの指示をしたとか。

それでも最後は和解(?)して、「2冊目も出さないとだめだよ」「次も一緒にやろう」と言ってもらえたということだ。

川名さんは、姫乃たまさんの『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』 の装丁も担当した方で、この装丁が超絶すごい。良かったらこちらも読んでほしい「【書評】姫乃たま『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』 」。手折りだそうです。

もう1つ面白かったのが、姫乃たまさんの「絵や文章は、パフォーマンスの時間と鑑賞の時間が違う」という話だった。歌や演奏は、準備時間はかかるとしても、本番の演奏時間と鑑賞時間は同じです。ところが、絵や文章は違う。

確かに、絵や文章には「本番」という考えはないし、「時間を共有する」という概念もない。

一般的な絵や文章は、鑑賞する場所からも独立していて、電車で読もうが食卓で読もうが(印象は違っても)内容は同じだし、絵は展示場所が時々かわり、貸し出しもある。一方、音楽はCDなどの音源になると場所の独立性はあるものの、ライブ演奏はステージの照明や観客の反応がセットで作品になる。特に、アイドルのライブはその傾向が強く出る。

一方、さいあくななちゃんの展示は単独の作品としてももちろん価値があるのだが、空間全体を覆い尽くす大量の展示に特徴がある。時間には縛られないものの、場所による依存性があるので、音楽に少し近いかもしれない。

さいあくななちゃん自身も音楽をやるし、作品を作っているときはだいたい音楽を聞いているということなので、音楽的なものが何かあるのかもしれない。

最後に、さいあくななちゃんが言ったのは「みんな、好きなことしようよ」だった。本当にそう思う。みんなが好きなことをやっても、案外大きな問題は起きないものだ。

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