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日本の歴史を少年漫画的に追ってみると。

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●先土器時代

誕生からしてマニアックな装飾の縄文土器と稲作文化という将来への伏線を生成。生誕からしてユニークなキャラクター(NARUTO、ゴン、キルア等)であることが明かされる。

●奈良時代

良き師匠(渡来人)から色々と叩き込まれる修行時代。

●平安時代

師匠の元を離れ自分を試す。必殺技に頼らず細かい敵を知恵と努力で乗り切る。打ち切りの心配を逃れ作者がのびのびと好きなことをする第一次黄金期。

●鎌倉時代

「武士」という主人公のキャラクターが良くも悪くもしっかりしてきた頃。強いけど利用制限のある15連釘パンチ的との付き合い方の模索。元仲間で今は敵となった中国さんが手下の朝鮮さんを連れて戦いを挑んでくる。必殺技で応戦し打ち負かすも武器が壊れる。壊れたと思ったらより強力な武器になりました、というYAIBA的な展開に。よし、武士で行くぞというところが確立される。

●室町時代

これで当分困らないぜ、という強力で人気のある必殺技に頼る時期。程よい強さの敵と出会い鍛えられつつレベルアップしていく。トリコの食材探しの旅的な安心感のある展開。第二次黄金期。

●安土桃山時代

必殺技の副作用で体がボロボロに。スランプ。強くはなっているのだけれどどこか危うい界王拳(初期)的展開。

●江戸時代

限界のところで一皮むける。必殺技をすっかり手懐けてスランプをくぐり抜ける。第三次黄金期。アニメ化。中国とは仲直り。しかし新たな敵「アメリカ」が登場し足元にも及ばない。ルキア救出編の対愛染戦かというやられっぷり。苦悩し自分の体を痛めつける修行を通じて、新たな能力「近代化」を見つける。

●明治時代

価値観が大きく変わり、敵味方の関係が再整理される。手始めに中国さん、朝鮮さんと戦う。勝って手ごたえを感じる。黄金期っぽいはずなのに評価が分かれ始める微妙な時期。主人公がアシュタロス編の横島のようなポジションに。

●大正時代

ボス級キャラクターのロシア戦で新必殺技が命中。まさかの勝利。しかしこれまでの戦いの疲労で体は限界に近づきつつあるという伏線が張られる。ガッツどうなっちゃうの、という心配感に通ずるつらい時期。

●戦前

ボス級キャラクター複数を敵に回しての戦いで無双ぶりを見せつけるも敗北。身につけた能力も失う。

●戦後

生きながらえた主人公はまた修行を始める。部分的に「ものづくり」の能力を取り戻す。

●高度成長

天下一武道会のような平和的な戦い「経済戦争」ではアメリカと良い戦いをするように。まじめに修行をして着実に「インフラ」を整備する。

●オイルショック

天下一武道会のルール変更。アメリカに勝てるようになる。

●バブル景気

調子に乗ってアメリカを格下扱いに。それは滅却師最終形態だったので一時的にひどい目にあうもすぐに力を取り戻してどっこいどっこいに。

●9・11

好敵手アメリカが伏線キャラに刺される。日本もショックを受ける。まったりした展開が長く続くも、古くからのファンは悪くないと思っている。

●3・11

地道に整備してきた「インフラ」がスランプに。大ピンチが発生。この先どうなる?

 

と、このようにジャンプやサンデー・マガジンのように振り返ってみるとこの次はやっぱり大逆転的復活ですよね。新たな必殺技が見つかるのか。それとも修行に明け暮れるのか。ひょっとすると強大な敵が新たにやってきてこれまでの敵味方を再定義して共闘するかもしれません。

日本先生の次回作に期待です。

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