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就職活動について思い出してみる

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私が就職活動を意識したのは2回生の最後の春頃でした。

その頃には1つ上の先輩の就職活動が山場になっており、多くの面接に呼ばれる中で息抜きにサークルにやってきてぼやくという状況でした。そんな中で「国公立で公認会計士の試験に合格してるやつと一緒に集団面接とかさすなよ」ですとか「TOEIC900点台のやつってなんやねん」というような話を聞きました。

かといって自分がそういった方向を目指すことはなかったわけですが、どうやら大学の就職部というところがポイントであることをつかみました。普段ですと就職部の前を通っても掲示板に意識を払うことなどなかったわけですが、3回生の夏休みの前にインターンシップに関するポスターを目にしました。そして説明会に参加し、地元名古屋を中心に活躍しているSIerに約2週間のインターンシップに行って参りました。ここでは人事部の採用担当の方や人事部長の方、現場のSEの方とゆっくりとお話をできる機会があり、ITの仕事がどういった仕事なのかということを知ることができました。

夏休み明けには就職説明会が始まりました。就職コンサルタントの方のセミナーがあり、そのセミナー後に気になっていたことを質問しました。うまく言葉に出来ないような拙い質問だったのですが、質問の意図をまず尋ね、整理し、それに回答する丁寧さが非常に印象的でした。その方は就職研究会のようなものを組織しており、メーリングリストを運営していました。そこに参加し、自主開催の勉強会などを企画するなどの経験をしました。

そうこうしていると、リクナビの登録受付が始まりました。私は名古屋出身でしたので名大社のサイトもチェックしました。名大社では新卒向けに名大社DESUというサイトを開設しており、その中で就職活動モニターを現役学生から募集していました。京都在住ということでダメで元々と思いましたが、名古屋出身であることを買われて参加することになりました。1ヶ月に1回、新卒向けの就職活動サイトの運営をしている人と、就職活動中の学生5,6人で集まって進捗を報告しあうというものでした。

お正月を過ぎ、3回生の1月になると大学の就職部からメールが来ました。そこそこ大きな大学でしたので、就職部が企画すれば企業の人事担当者を招いて学内セミナーを開催することができます。同じ日に同じような企業を集めるなどしておよそ1ヶ月弱に渡って何十社かの企業を集めるものです。一部上場企業も多く含まれますし、特定の技術で世界的には高いシェアを誇りながらもあまり規模の大きくないような企業の参加もありました。その企画は就職部の職員が行うのですが、運営雑務としてパンフレットを配ったりですとか、早めに到着された企業の担当者を応接室に案内してお茶を出し、予定時刻の前まで適当に雑談して場をつなぐ、セミナー終了後にもお茶を出して就職部の部長と一緒にねぎらうといったボランティアのスタッフを募集していました。20人くらいいたと思いますが、その中の一人となりました。

インターンでは現役SEの方が仕事をするオフィスの一角で開発演習を行いました。開発の現場の空気を知ることができました。

就職サークルでは模擬面接をしたり情報交換をしたりしましたが、運営そのものの調整スキルであったり、次はどういった企画をやればいいか?ということを検討する企画スキルといったものが磨かれました。

就職モニターでは就職活動サイトの運営という非常に強力な情報を持っている方々との情報交換により、見通しをつけることができました。

就職セミナースタッフでは人事部長を含む10人以上の人事担当者の方と意見交換をする機会を得ることができました。セミナーを終えた後のほっとした時間を一緒に過ごすことで、人事担当者も普通の人間であることを肌で理解し、それ以後は相対したときもほとんど緊張することがなくなりました。そして多くの人事担当者は学生の精神を深いところまで理解しようとしているということがわかりました。

これらをまとめたよりも大きなメリットが有りました。インターンではインターン同期、就職サークルでは同会生、就職モニターではモニター仲間、就職セミナースタッフではスタッフ仲間との情報交換です。就職コンサルタントや就職サイトの運営、就職部のスタッフの方々は非常に膨大な知識と情報を持っています。それにより就職活動生の答えに的確なアドバイスをしてくれることが多いです。1を聞けば10を知ることができます。

しかし分からないもの同士で話しあうことはそれよりも大きな価値がありました。学生同士で1を聞いた場合、なんで1なの?それは0.1だからなの?0.01の時はどう思っていたの?昔0.001だったことはあったの?と次々と質問が深くなります。それは自分も同じ部分を不安に思っているので他人におしえてもらいたくて不安だからです。不安な者どうしが情報交換をするなかで、例えば自分が他者から鋭い質問を受けることで自分が今までわかっていなかった自分自身について知ることができました。

多くの就職活動生との出会い、それこそが私の就職活動の根本を支えたのではないかと思います。その上で、上に挙げたようなプロフェッショナルな方々との出会いは方向性が間違っていないかどうかの確認ができるという意味で非常に意義深いものでした。

自分の時代はプリンターで名刺を印刷したり、企業の人事の方とメール交換をしたりと泥臭い部分もあって大変な思いをしました。twitterやらブログのある世代のみなさんはもっとうまくできると思います。これからが本番。同じ世代同士で思いをぶつけ合い、悔いの無い就職活動を進めてください。

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