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アベノマスク配布とシャープのマスク販売は、マスクの路上販売など在庫処分モードへの移行の契機となったのか?

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品薄のマスクが東京・新宿区の雑貨店に山積みされている理由」という記事をAERA dotが配信していますが、わたしの生活圏内でも20日からマスクの路上販売に出くわすことが急に増えました。

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振り返ってみると、

アベノマスクが届いたというニュースの出始めは、4月18日くらいでしょうか?

Twitterではタピオカ屋さんが、マスク屋に変身したという投稿を19日に見ることができます。

昨日取り上げたシャープのマスク販売が21日にスタートしました。

そうすると昨日(23日)はYahoo!ショッピングからのメールでマスク 50枚(価格 3,290円)おひとり様4箱までという案内まで届き始め、マスクの需給状況の急激な変化を感じます。

AERA dotの記事には値段について通販サイトよりも安いと書いていますが、上記をご覧いただくとマスク相場の下落が進行していると推測されます。

新大久保駅近くのレンタルスペースで、4種類のマスクを販売していたのは、日本に来て6年目になるバングラデシュ人のシャミム・エムディさん(32)。50枚入りで1箱3500円から4千円と、通販サイトにアップされている同じ製品より3割前後安い。

AERA dot 最後はこのように政権批判でまとめられているのですが、

ようやく配布が始まったアベノマスクは総額446億円。時期を逸した上に不良品も相次いでいる。壮大な無駄遣いにならないことを願いたい。

他方、アベノマスクの配布開始による需給バランスの変化から、在庫の大量放出が始まったとアベノマスクの効用だと主張する人たちもいらっしゃいます。

AERA dot は1箱3500円から4千円と、通販サイトにアップされている同じ製品より3割前後安いとしていますが、シャープのマスク 1箱50枚入り3938円(送料・税込み)の価格で買う人が沢山いることが見えていた状況です。

1日3000箱の販売数からするとあぶれる人が圧倒的な訳で、買えなかった人の需要を当然囲い込もうとすると思いますので、新大久保を含め急激に見かける機会の増えたマスク販売の業者さんとしては、シャープの値段設定を意識した展開ではないのかな...と

22日に、アイリスオーヤマは、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を当初月産6000万枚としていたの数字を、月1億5000万枚に増強すると発表しています。

こうなってくると6月以降にノンブランドの輸入マスクへの需要は急激に減少する可能性が予想されます。

ただ、悩ましいのは、マスク仕入れ値が7倍になっているという報道もあり、致し方ないのかなとも思いますが、新型コロナの騒ぎ以前の価格からするとかなり高額となっていることも事実です。

そういう観点からすると、シャープの価格設定は現時点での相場感を定める一つの目安となったのだろうと思います。様々な要因がありますので価格設定は妥当なものだろうと信じたいですが、一部批判的な指摘もあり功罪両面あるような気がします。

最後に、アベノマスクの配布がこの在庫マスクの放出に貢献したのか?という因果関係は、時系列的な物事の流れに相関関係がありそうな気もしますが、素人のわたしにはちゃんとした分析はできないので、そういった方面の得意な方にお任せしたいと思います。

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