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これだけ報道されてもジム通いをする人に伝えたい、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 副座長:尾身茂氏からのメッセージ

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ここのところコロナ関連の話題ばかりで恐縮ですが、今朝散歩して出くわした光景とこのニュースから気になったことがあります。

3月の初め、横浜市に住む70代の男性がエジプトから帰国して発熱などの症状が出たあと、市内のスポーツジムを複数回利用していたニュースはご存じの方も多いかと思います。

そして、郡山女子大の70代女性教授が大学に無断でエジプト旅行に出かけてコロナ感染。結果として、キャンパス閉鎖と卒業式が中止になったというニュースが報じられました。

今回の新型コロナは高齢者の人が重症化することが指摘されています。

専門家会議によれば、10代、20代の社会(経済)活動を活発に行う層は、自身のウイルス感染に気が付かず、出入りした場所や家庭で感染させる可能性を指摘しています。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議|厚生労働省

症状の軽い人からの感染拡大

これまでは症状の軽い人からも感染する可能性があると考えられていましたが、この一両日中に北海道などのデータの分析から明らかになってきたことは、症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。なかでも、若年層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられます。

私は、土日は通勤が無い分の歩数を確保するために早朝散歩を習慣としているのですが、6時半の時間帯ですとラジオ体操をする一団がそれぞれの公園に見受けられます。

年齢構成としては、高齢者が圧倒的で、学校が休みの期間になると小学生の姿も多くなります。

専門家会議によれば屋外は感染リスクが低いとしていますが、このような同じ趣味を持つ人たちはかなり近距離で濃密に会話を行う傾向があるように感じます。

北海道における感染の始まった時期について、この会見において基本屋外で開催される「雪まつり」の名前が挙げられていることを踏まえると前述したような状況はせっかくの施策を無駄にしている可能性は無いのでしょうか...

その他にも、普段に比べれば圧倒的に人手は少ないですが、繁華街に出かける10代、20代と高齢者層はそれなりに居る訳で、これらの人たちの接触をできるだけ減らすことが政府や専門家としても苦慮しているところだろうにな...と感じます。

政府は10日間程度はこれまでの取り組みを継続するよう協力を呼びかけました。

これだけ報道があっても、今朝も自宅近所にあるファミリーマートが経営するスポーツジムのランニングマシンには3人の人が並んで運動している光景が見受けられました。

働く世代にとって今回の休校が負担を強いていることは新型コロナウイルス感染症対策専門家会議も重々承知です。

高齢者がアクティブなのは歓迎すべきことだと思いますが、外出することでの感染リスクを再考すること、若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いですが、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまうリスクを考えるべきかと思います。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長の尾身さんは、一定の不自由が生じはするけれど、「オールジャパン」で行うことで感染の急激な拡大を抑止できると訴えていらっしゃいます。

今回の政府の政策について批判することは簡単ですが、是非こちらのビデオや厚生労働省のページの内容を読んで、各自の行動に活かすことが大事なのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議|厚生労働省

全国の若者の皆さんへのお願い

10代、20代、30代の皆さん。
若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。
でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、
重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。
皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、
多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。

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