70代ロックアーティストがチャリティライブで一晩に50億を集める時代ってどうなんでしょうね?
最近Facebookのウォールで、海外ではノーギャラが当たり前なんだが「24時間テレビ」にギャラが出るのはなぜ?というような投稿を見かける機会がありました。
こちらのチャリティイベントに出演した著名ミュージシャンの方々がノーギャラかどうかは知りませんが、iTunesでハリケーン「サンディ」の被災地救済イベントとして開催された「"12-12-12 ザ・コンサート・フォー・サンディ・リリーフ」の舞台裏を紹介した映画『12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ』を見ました。
製作総指揮はポールマッカートニーとありますが、イベント自体はロビンフッド財団というところが運営を切り盛りしている様子です。
出演したローリングストーンズのミックジャガーも言っていますが、これだけ年老いた英アーティストが揃ったコンサートは多分もう実現不可能ではないでしょうか、それもMSGで(苦笑)
画像出典:映画『12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ』Facebookページより
今日このエントリを書いている理由としては、ネット関係で仕事している方にも是非ご覧いただきたい場面があったからなのですね。
その場面を一部紹介すると、
このイベントは一晩に5000万ドル(54億円)もの復興基金が集めることに成功しています。
この募金を集めるにはウェブサイトと電話が大活躍する訳ですが、イベントがスタートして間もなくウェブのシステムがパンク状態に陥ってしまいます。その影響は1分間4万ドルだったオンラインからの募金が4千ドルに急降下。
この状況にプロデューサは問題への緊急な対応を求められつつ、電話で対応を協議している相手に機会損失の補填を迫るような緊迫した状況に陥ってしまいます。
この危機的な状況に、超有力IT企業のこれまた超有力人物がこのライブに来ていることが情報がもたらされます。
そして、その人物は本当にこの危機的状況を救うことが出来るのでしょうか...ここから先に興味ある方はiTunesなどでご覧いただければと。
70代のロックアーティスト(開催当時は60代の方もいらっしゃいます)が集まってチャリティライブで一晩に50億を集める時代ってどうなんでしょうね?と思うところもあったりはするのですけど、この映画ポール・マッカートニーがニルヴァーナに加入し一夜限りの復活ライブをしたという貴重な資料映像としてのほか、イベントの裏側を紹介していることや、ニューヨークに住む人たちのプライドや助け合いの精神などを垣間見ることもできる作品としてお勧めの作品ではあります。
<出演アーティスト>
- ポール・マッカートニー
- ザ・ローリング・ストーンズ
- ザ・フー
- エリック・クラプトン
- ビリー・ジョエル
- ボン・ジョヴィ
- ブルース・スプリングスティーン
- アリシア・キーズ
- クリス・マーティン
- クリス・ロック
- アダム・サンドラー
- デイヴ・グロール
- マイケル・スタイプ
- カニエ・ウェスト
- ロジャー・ウォーターズ
- エディー・ヴェダー
<出演セレブ>
- ブレイク・ライヴリー
- クリス・タッカー
- スティーヴ・ブシェミ
- スーザン・サランドン
- ウーピー・ゴールドバーグ
- ジェイミー・フォックス
- クエンティン・タランティーノ
ほか
<公式サイト>