求人応募有料化でふと思う、「見積り無料」弊害もなんとか改善・排除したいよな…と
お客様は神様じゃないという話しは色々ネタがありますが、見積もり無料というのも悪しき習慣だと感じている人はあまり居ないでしょうか?
依頼する側の予算の都合と、こちらが要望を踏まえて制作を行い企業活動としてちゃんと利益を確保できる金額がまったく噛み合わない場合も多いです。
ざっくりと50万、100万、300万くらいですと口頭で伝える見積もりが無料というのは対応するの問題ないですが、指定されたロケを複数回やって、その撮影素材を利用して15分~20分の映像編集、ナレーションも入れて、こういうメディアで納めてね…という見積もりとなると、納期と人材のスケジュール確認に始まる社内的な確認やら、外部委託先とも確認・相談しながら金額を算定する必要に迫られてきます。
それなりに金額がかかるのがすぐ分る案件だと、まず予算的なところの確認してムダな作業をこちらとして減らしたい訳ですが、予算はどの程度見ていますか?と質問しても、ちゃんと返事がある事は希で、クライアントや仲介業者それぞれが予備知識もなく「そういう意味での相場も知りたいから見積もり出してくれ」という話しになって来たりするとこれまでの経験からロクなことになりません。
さらに見積もりを急いでいるという案件は基本素性があまりよろしく無いのが多いですが、、特急対応して出した見積もりに、
「こんなにかかるんですか?高いですね!」
と、心配した通りの答えが返ってくる場合があります。
毎回思うのですが、最初に上限予算枠も示さずに出てきた見積もり金額が想定範囲を越えているからといって高いと不満げに言われても、こちらは返答に困ります。
確かに探せばうちやり安い見積もり出す業者はあるでしょうけど、別にうちは最低価格で積もり出すなんて一言も言ってませんから、こういうやり取りは本当に時間の無駄だと感じます。
先日、ポストペット担当者という話しを読む機会がありましたが、まさにこういう担当者が与える経済的な損失って看過できないと私も思っています。
「仕事のえり好みは良くない」という話しと「仕事はちゃんと選ばないと」という双方に頷ける部分ありますが、
- 想定予算を示せない、示す気もない
- エンドクライアントとやり取りが拒絶される案件
↑こういう案件は見積もり依頼の段階でお断りする、もしくはこちらの条件を受け入れてくれる余地があるのか確認しておかないと、ムダな行動が増えるばかりで結果として生産性が落ちる事が最近非常に気になっています。
断るのが難しい場合、求人応募に費用を頂くという話しも最近出ていますが、見積りも一部有料みたいな制度を取り入れて、こちらの時間消費を最小限に食い止める方策もありなのかもしれません。