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出張・経費管理のクラウドトップベンダーのコンカーが楽天トラベルと提携、国内ホテルの予約も可能に

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今日はコンカーと楽天トラベルの業務提携の発表会と、それに続いて開催された「コンカー クラウド フォーラム 2013」にお邪魔してきました。

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コンカー社は「Concur Expense」という、パソコンやスマートフォンなどから交通費などの精算申請・承認処理ができるクラウド型の経費管理サービスを展開、出張経費や交通費、接待費などのシステム化により、業務効率の向上とガバナンスの強化、そしてコスト削減を実現させるTravel&Expenseのトータルソリューションを提供しています。

今回の業務提携では、コンカーで出張時の宿泊先を検索する際に、チェックインとチェックアウトの日付、宿泊場所を入力することで、楽天トラベルのデータベースを参照し、指定した地域の周辺にある宿泊施設の一覧を参照できるようになるとのこと。

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これにより、コンカー導入企業においては、予約時と精算時の簡便性や、予約方法の統制が可能となり、楽天トラベルにとってはコンカー経由で国内だけでなく、海外からの法人顧客市場でのカバレッジの拡大と、提携ホテルへの予約需要の拡大や、ビジネス利用者の需要取込みの観点で大きなメリットがあるだろうとしています。

コンカー日本法人の三村社長の話しから、出張時における航空機や新幹線はサプライヤーが集約されており費用適正化が進んでいるが、ホテルについてはサプライヤーが分散していて費用最適化の余地が残っており、今回のリリースで経費管理における”結果”のマネジメントから、出張管理における”原因”のマネジメントが可能になるという話しが印象的でした。

実際の画面操作の流れを見てみると、スマホで撮影した領収書の画像を添付するなど、ここ最近のこの手のサービスが提供しているユーザエクスペリエンスは網羅している印象で、便利そうだと感じたのは、海外出張の精算は国内の単純な出張に比べると非常に精算の手間も多く、前述の領収書だけでなく、ホテルの電子明細から法人クレジットカード、ICカードでの交通費などなど電子化されているメリットを最大限活かして、関連情報をまとめて吸い上げ、ものの1分程度の作業で申請作業が完了するあたりでした。

あと、海外出張の精算だけでなく、安否確認などの連携機能もグローバル展開している企業にとっては有用な機能だと感じました。

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ホワイトカラーの生産性への課題が日本企業は大きく残っているなかで、サービス残業や未払残業代の問題など企業側への圧力がどんどん強まっている傾向があります。

そうなってくると、透明性の高い給与支払いを行うためにはどんどん勤務時間におけるパフォーマンスの高さを求められるようになるのは当然の成り行きかと思います。

これまでなら1時間かけて領収書の整理をしていたとか、その分仕事が押して残業してました…みたいな話しが通用していた会社さんも、コンカーのサービスを入れれば移動時間中に経費申請。オフィスに戻ったら生産性の高い本来業務をキッチリやってもらう…という最適化プロセスがどんどん進行する世の中になりそうな気がします。

最後に「コンカー クラウド フォーラム 2013」の冒頭、冨山和彦氏の話で気になったところを、2~3ご紹介。

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カネボウにしても繊維のところからあと10年早く手を引けていれば潰れなかったし、JAL再生にしても切るべきところを切っただけ。

日本の会社は改革を1回やると疲れてしまって10年また何もせずに過ごして、大赤字になって慌てるというプロセスを繰り返して、どんどん経営体力が落ちていっている、、、

経営改革や業務プロセスの見直しという観点で、コンカーが提供するTravel&Expenseの分野は取り組めばちゃんと削減効果が出せる領域である。

しかも、この分野の改革では人材を切ったりするようなことに比べれば非常に会社にとってのダメージも少ない。

なので、この程度の事にも取り組めない会社が、これからの時代を生き抜いていくための経営改革に取り組める訳がないw

という話しがとても印象的でした。

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