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【告知】eBookPro協賛で3回目を迎えるEPUB3技術解説セミナー、次回は7月26日開催で現在参加者募集中!ご興味ある方是非よろしくお願いします。

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International Digital Publishing Forum(IDPF)のコンファレンスが7月4日に開催された件についてはこちらのブログでも触れましたが、7月6日に、六本木でIDPFが主催のEPUB3 Advanced/Hybrid Fixed Layoutsワークショップが開かれ有名どころの会社さんが参加された模様。

EPUB はリフローが特徴で、iPhoneのような端末で紙面をそのまま拡大して見るような方式だとどうも読むのが辛いと感じる自分としてはこのEPUBの特徴が支持してきた大きな理由でもある訳ですが、ここへきて固定レイアウトについて拡張がIDPFで検討されてるようです。

EPUB2から3にバージョン上がったは良いですが、ビューワーがその表示に追いついていない状態は生殺し状態とも言える訳ですが、来週には楽天koboが発売開始されてより多くの人たちがEPUBコンテンツに触れる機会がやってきます。

楽天では個人出版プラットフォームの提供を日本ではまだ行わない方針のようで、ここはちょっと残念ですが、WebのテクノロジーがベースになっているEPUBですから一太郎から書き出す、ブログサービスのEPUB出力機能を使うなどなど、個々人がEPUBのコーディングをそれほど意識せず電子書籍作成は可能で、あとはどう流通・課金するかってところで多くの人が参加すればするほど、新しいアイデアも出てくるでしょうし、既存業界関係者が思いもよらぬ成功例が登場するかもしれません。

EPUB3制作について登場当初の今は、ある程度のコストかけて実験的な取り組みを行ったりもするでしょうが、文芸書の類いについては遅かれ早かれ大半は機械化、自動化されて生成されるようなところに収斂していくと推測されます。

ただ固定レイアウトについては、DTP用のレイアウトを画面に置き換えるだけでは読めない代物が出てくるだけに、紙用のレイアウト再現をするしないの観点からも、今後どういう取り組みが行えるのか…という観点でのトライ&エラーはやっていく必要があると考えています。

このような考えを踏まえ、境祐司さんを迎えての技術解説と、今示されてる制作仕様を実際に組んでいくとどうなるか、また実際にEPUBで電子版を定期刊行しているeBookProのスタッフが固定レイアウト用のデータを作成したらどんな風になるのか、Readium Librarでの表示の他、谷川さんが予約した楽天koboにコンテンツを放り込んでどんな状態になるのか、具体例を見ていただけるよう工夫するつもりですので、EPUB制作に仕事で関わる必要がある方にお役にたてるセミナーにできればと考えております。(もちろん個人の趣味で参加いただくのも歓迎です!はいw)

楽天koboにストア購入した以外のファイルの読み込み可能なのか実機テストは早々にやってその結果はこちらのブログで報告するようにします。

2010年の9月あたりはiBooksのEPUBならビデオも使えるとかPodcastで配信もできるみたいなワクワクするニュースが沢山あっただけに、機能ありきじゃないんですけど、EPUB3が出てきたことでこれまた魅力的な電子書籍が沢山リリースされました!ってこのブログで報告できる機会が増えるといいな、、と思っております。

ということで、eBookPro協賛で今回3回目を迎えるEPUB3技術解説セミナー、次回は7月26日開催で現在参加者募集中ですんでご興味ある方是非よろしくお願いします。

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