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海外販売で是非成功して欲しい、早乙女太一のiPad/iPhone向け写真集「瞬MABATAKI Digital Edition」

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膨大なアプリの海で単純な電子書籍アプリがリジェクトされてしまうのはある意味当然な流れと言えなくも無いわけですが、じゃあ電子書籍としてどういう形がベストなのか?という問いに対して、動画だったり、リアルタイムにデータを扱うことができるとかいろいろ個別のネタは出てきますが、そこは逆に定型化するよりも取り扱うコンテンツがどういうモノなのかをよく考えながらコンテンツ制作をしていくことが重要だと考えています。

電子書籍は紙に比べて部数出ないし、そこに手間やお金かけてもね…的な発想で劣化コンテンツが増えていくと冒頭の話が更に拍車が掛かっていくという負のスパイラルになってしまうわけで、やはり制作畑で実際にモノを作るところが自分のテリトリかな…という人間にとっては、こんなご時世に手間やお金を使える仕事にめぐり合えるのはある意味大変ラッキーな事だとしみじみ感じる今日この頃。

書き出しが長くなってしまいましたが、以前書いた伊集院静氏の電子書籍のエントリは多くの方にご覧いただき、

その電子書籍をリリースした電子書籍レーベル「デジタルブックファクトリー」から

がリリースされたとの事。

早乙女太一さんかなり有名な方と思うのですが、このiPad/iPhone向け写真だけでなく、チームラボと協力してこんなデジタル技術と融合した舞台も実現させてるのをご存知でしたでしょうか?

wikipediaを見ると、写真作品を撮りつづけていて小さい頃から芸術に強い興味をもっていたとあり、舞台方面だけでなく、さまざまなデジタル技術を駆使した方面にも興味を持っている方と推測され、その辺の下地がきっと今回の「瞬MABATAKI Digital Edition」実現にも影響を与えているのではないか?と思ったりします。

この「瞬MABATAKI Digital Edition」はiPad/iPhone向け写真集ですので、アプリとして販売、宮澤正明氏が撮影した100枚以上の写真はめくって拡大縮小するだけでなく、BGM、動画、時計機能、スライドショーなど動きのある写真と厳選されたBGMで五感を刺激するアプリに仕上がっており、秘蔵動画も同梱されているとのことで、こういう制作に手間を掛けたアプリが日本からリリースされるのは大変素晴らしいことと思います。

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今回わたしが一番着目したいのは実はeBookProのほうでも海外向けのコンテンツ制作と配信の準備をしていて、こちらも近々リリースできると思うのですが、この「瞬MABATAKI Digital Edition」も英語対応して全世界向けにコンテンツ販売を目論んでいることがポイントかと思います。

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電子出版において日本で大量に販売・流通可能な書籍コンテンツを制作・執筆しようとした場合、やはりその業界で長い経験をもっている会社さんが多数あり、そこに割って入るのはやはりいろいろ難しい側面があります。

そんな中で、独立系や個人のレベルでもクールジャパンと呼ばれる分野だったり、海外で受け入れられるコンテンツをAppleなりアンドロイド、Amazon、はたまた今後出てくるGoogleのプラットフォームを利用して販売し、ある程度ビジネス的な成功と言えるコンテンツが出てくる日も近いように感じています。

我々自身のコンテンツも勿論成功して欲しいですが、同じように電子書籍ビジネスに果敢に挑戦している「デジタルブックファクトリー」(運営:株式会社エムアップ)さんのこの「瞬MABATAKI Digital Edition」、是非海外でも多くの販売実績を上げていただきたいものです。

こういう動きに触れているとやはりこちらもモチベーション上ってきますね!

がんばろっとw

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