トイレットペーパー地震前298円程度で買えたのが今は700円…という
今回の地震から「食料不足でビジネスチャンスです」という発言で炎上していたのを眺めていましたが、コンビニなどではそういう露骨なことも出来ないでしょうから自分の周りで実際にそういう光景に出会うことは無かったような気がする…とまずは書いておきます。
そんなこんなで売り切れのタイミングもあるけれどトイレットペーパーについても入荷~売り切れを繰り返している印象だったのですが、先ほど家内が普段なら12ロールで298円程度で売っているトイレットペーパーを700円近い値段で売っている店があり、ちょっと驚いたと話てくれました。
原発の問題から水の問題が噴出して都内のコンビニはペットボトルの水の購入制限を設けても、どんどん買い込む人が居てすぐさま売り切れで、こういう単位で入荷をしても数時間で売り切れになってしまう始末。(映っているトラックの1台、2台前も飲料メーカーの車両だったりします)
先週関西の方とお話する機会がありましたが、関西ではペットボトルの水は普通に買えますね~という話しを伺いました。
炎上したブログでは宿泊料金を1.5倍にしたホテル経営者を賞賛していましたけど、冒頭紹介したトイレットペーパーはさらにそれよりも値段の跳ね上がり具合は大きいです。
乾電池の工場とかは完全フル稼働という話しも日経に出てたのを思い出しまたが、関東、東北圏に商品を売れば、普段よりも何割増しで売れるというところからだんだんと関西方面にも品不足が波及しないと良いのだけど…と思いつつ、
このご時勢で作れば売れるという状態から前年比で相当に売上を伸ばしている場合も想定され、ひと目で分かるような値上げではなく5%、10%の上乗せができるだけでも昨年の景気の悪さから考えれば操業フル稼働の上で売上改善、こういう事態で買う側もその程度の値上げなら気が付かずに買っているケースも多いかもしれません。
ただここにきて、放射能問題やら電力不足でこの夏場にいろいろな課題に直面したときに、今度は売りたくても人がいない、ホテルはあっても泊まる人がいない…という展開も予想され、冒頭のブログに対してのコメントで阪神大震災の例で生活必需品を高額で販売していた店が復興後に反感買って潰れたというようなものも見かけましたし、やはり自分の近所でも700円のトイレットペーパーを売っていた店はそういう商売をするところなんだとこの近所の人間皆が認識するだろうと推測しますし、今回のような特殊環境においてはもっと先を見て物事考える必要あるよなと思った次第。
そういう意味では自分と仕事、そして家庭や社会との関わりを考え直す機会をこの地震は与えてくれたと今は思っています。