松本サリン事件・ロス疑惑等々での報道被害を思うに、押尾学・酒井法子容疑者についても現時点であんまり突っ走るのは危険では?
ブログにもらったコメントで、ああこんな記事を書いていたのか!と思い出させていただく機会というのはあるもので、いろいろと芸能人の薬物汚染でニュースや報道とは呼べない噂話のたぐいに出くわす機会が増えています。
押尾学容疑者についても現状あくまで「容疑者」でありますが、数々の名言を返すBOTが、Twitterに登場ということでITMediaだけでなくizaでも取り上げられたりしている訳ですが、
久々にコメントをいただいたこちらのエントリを思い返してみたいと思います。
このエントリの中で
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本の意見として、
「死刑囚でも自身を表現することは認められるべきだ。面会や文通が厳しく制限されている日本の現状がむしろ異常といえる」
↑これを紹介させてもらいました。
今回ふと思ったのは、今は日本では認められてないですがアムネスティが考えるように、容疑確定した囚人のにも一定の表現が認められるとしたら、アメリカとかは囚人にブログ書かせるくらいは簡単にやってしまいそうな気がしていて(苦笑)
まあ囚人ブログは日本ではあり得ないでしょうけど、仮に起訴猶予とか、起訴されずに釈放された、判決で無罪確定したって場合、押尾学BOTのような存在だったり、TwitterとかのPostもそれぞれネットには情報の断片としてご丁寧にタイムスタンプ付きで蓄積されているわけで、ロス事件の三浦和義氏はその後マスコミに対して起こした訴訟の80%を勝訴したはずですし、今回の押尾BOTが名誉毀損とかそういう類のことで訴えられるとか差し止め請求されるというような事って今後出てきたりするのかな?とか、つぶやく道具があるからと言ってあまり抑制の効かないことをしていると、自分の行動がもとでえらいツケを払わされる事がないように自重すべきはしておくほうが良いのでは?とふと思ったのでした。
P.S.
これを書くにあたり三浦和義氏に関するWikipediaの記述を読んでいたら、報道被害のことがやはり記述されていたので参考のために引用しておきます
1984年に『週刊文春』をはじめとするマスコミにより『保険金目当ての殺人であり、その黒幕である』との報道がなされ(いわゆる「ロス疑惑」)、また三浦自身もテレビなどのメディアに積極的に露出し(逮捕時はテレビ朝日の”独占密着取材”中であった)、その特異なキャラクターが視聴者(読者)の興味を引いたことも相まって、ワイドショーや雑誌、全国紙など日本中のマスコミによる過熱報道が行われた。その結果、三浦本人のプライバシーが著しく侵害された[14]だけでなく、マスコミによる住居不法侵入や私信の無断開封などの行為が公然と行われていた。
松本サリン事件の冤罪・報道被害についての記述
この事件は、警察のずさんな捜査[3][4]や、一方的な取調べ、さらにそれら警察の発表を踏まえた偏見を含んだ報道により、無実の人間が半ば公然と犯人として扱われてしまった冤罪事件・報道被害事件でもある。