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アニメの殿堂は117億円だが、地デジとセットの電子黒板でも100億の予算が執行されるらしい

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アニメの殿堂構想に117億円の予算がついて、予算成立してから自民党の議員がこの施策に噛み付いているのがどうにも納得いかない私であったりするのですけれど、この話について書く体力が残念ながら本日は残っておりません(苦笑)

なので、短時間で書けるネタとして、ルポライターの横田由美子さんという方が書かれていた今回の大型補正予算について

アニメの殿堂のほうは建物に117億円ということでいまさらハコモノ作ってどうするみたいな話になっていますけど、14.7兆円の補正予算の中には単価を購入数で積み上げていくとこれまた凄い金額になるものが相当にあるようで、50型の地デジとセットになっている電子黒板なるものがあるのだそうです。

これを全国の公立小中学校3万項に1台ずつ購入することが決まり、100億円が計上されており、黒板が役に立つ、立たないは置いといて、まずこの予算規模のものがゴロゴロしているかと思うとかなりビックリするわけです。

ゆくゆくは、学校の全教室にこの機材を導入したいという要望もあるようで、全学級を実現させるとすると40万台、2800億の予算がここにつぎ込まれるという話もあったりで、ルポライターの横田さんは、この50型の地デジとセットになっている電子黒板を扱っているメーカーは業界では公的資金の投入が噂されるほど経営が悪化している会社なのだ!と指摘されています。

ちなみにこちらのサイトではこんな記載が

ICT環境整備での事業費総額は4081億円。これを学校ICT環境整備事業補助金等の国庫補助として半分、地域活性化・経済危機対策臨時交付金として半分を負担する割合である。

このほかにも、驚きの記載としては、

このテレビを、文科省は電気黒板機能を備えた一体型のものが望ましいとしている。
 これは中々の衝撃ではないだろうか。ハードがこのように整備されれば、ソフトもデジタルコンテンツが求められていく。そもそも、このデジタル対応テレビの整備は「教科書がデジタル化されたときにも役立つ」と発言していた。

という部分や、

主な内容

<整備目標><20年3月末現在21年度補正での実現>
全てのテレビをデジタル化 約1% 100%
校務用コンピュータを教員1人1台 約58% 100%
教育用コンピュータを児童生徒3.6人に1台  7.0人 3.6人
全ての普通教室に校内LANを整備 63% 100%

↑この辺の、全てのテレビをデジタル化、全ての普通教室に校内LANを整備といった整備目標が21年度補正で100%実現を見るというのはかなり凄いことな気がします。

このようなデジタル、ネット環境整備は今の時代にはとても重要な施策だとは理解しているつもりなのですけど、こういうお国の施策で儲ける体質って、一度そのうまみを知ってしまうとそれこそ麻薬中毒みたいになってしまわないか?…とふと考えてしまったのでした。

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