経営層は新聞社をオンライン部門だけなら残しても良いと考えているらしい
小林さんが、「新聞社がつぶれても、ネットからニュースが消えることはない」というエントリの中で、Business Media 誠の記事「藤田正美の時事日想・紙メディア特集:新聞、テレビ、ネット……メディアを分類することに意味はあるのか?」を取り上げられています。
エントリの中でも取り上げられているのですが、
しかしこうして考えてくると、メディアとして新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットという分類そのものに一考の余地があるかもしれない。例えばインターネットの元ネタは新聞であることが多い。つまり新聞がつぶれて元ネタを書く人がいなくなったらインターネットのニュースも消えるのである。
↑ここの話がどうも引っかかるのであったりするわけですが、そもそもネットで配信される新聞社のニュースはブロガーにとっては更新ネタとしてはやはりお世話になる事が多く、「元ネタは新聞であることが多い」というのはその通りで、そこに最近はかなり雑誌のほうもネットでのネタ提供について前向きな取り組みを開始していると個人的には感じています。
ラジオ、テレビについてはそこで放映・放送されたネタをブロガーに活用してもらおうって発想がまだ及んでいないだけなのでは?って個人的には感じていて、
これまでも別に新聞からスタートして、テレビ、雑誌が取り上げるケースもあれば、プロジェクトXとかプロフェッショナル 仕事の流儀で取り上げられ、それをきっかけにして出版社が雑誌で取り上げ、書籍として出版という「情報」の相互利用を各種メディアがしていることを普通の生活者は、それこそ流行の度合いとして感じていて、メディアの区分を付けたがっていたのは、そこの住人の方々が自分達の存在をその区別の中で認識したいだけのような感じが普通の生活者としては思ったりして…
そんな中で、Technobahnに紙媒体と比較してネットやブログメディアを下に見る方には残念なニュースが掲載されていましたね
タイトルでは触れていませんけど、記事の中にはこんな記載が、
ハースト・コーポレーションは実際、1月9日付けで傘下のシアトルPI紙を他社に売約することを決定。60日以内に買い手が現われない場合にはオンライン部門だけを残して紙媒体の新聞部門は廃業するとの方針を表明していた。
これって経営主体の会社からすると、新聞?(つまりニュース配信)をオンラインのみで残すことは考慮してはみたけど、、って事ですよね。
紙メディアの存在意義の重要性を訴えている方にとっては気持ちの良い話ではないと思いますが、経営層としてはやっぱり収益性の面で、新聞社をオンラインメディアとしてだけ切り離せばまだ何とかなるかも…って考えていると推測される記事を発見したという点で、このTechnobahnの記事は個人的には非常に気になったのでした。