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日本の「心理療法」の常識を破壊するカウンセリングサービス!「マイ・カウンセラー」

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22日(日) 午後9時から放送されたNHKスペシャルをご覧になった方はご存知かと思いますが、うつ病患者が100万人を超えており、その治療において長期化してしまう事で不必要に多くの種類や量の抗うつ薬を投与されていたり、診断の難しいタイプのうつ病が増加している事を紹介していましたね。

イギリスの取り組みとして国を挙げて抗うつ薬に頼らず、カウンセリングでうつを治す「心理療法」を治療の柱に据え効果を上げている様子も紹介されていましたが、日本ではカウンセリングの料金が保険が適用されないため高額で治療を受けられないケースや多忙な医師の様子など、医療の存在そのものについて問いかけを行っていました。

こんな中、昨日に続きJAGATのPAGE2009の話で恐縮ですが、こちらのコンファレンス「次世代モバイルで拡がる世界」で注目のサービスに出会うことが出来ました。

そのサービスは、日本初のモバイルメール・カウンセリングサービスの「マイ・カウンセラー」というものです。

ここ10年以上、年間の自殺者が3万人を超える日本。10年で30万人が死んでおり、1年間の経済的な損失は約1兆2千億円という試算もあるようで、「マイ・カウンセラー」はこのような人たちが、なぜだれにも相談できずに死んでいくのか?という疑問からスタートしたのだそうです。

株式会社マイ・カウンセラーの代表取締役である田代さんの凄いところは、業界標準である1時間1万円のカウンセリング料金の枠組みをぶっ壊してしまった点に尽きると思います。

NHKスペシャルでも取り上げていましたが、「心理療法」についてはそれなりの効果が見込めるものの、1時間当たりの費用が1万円で、この費用を負担できる人が少ないという事、またやはり人間なので相性などの問題もあり、信頼して相談できる人なのかを見極めるまでの数回においてもこの基本金額は適用されるわけで、田代さんはここのところに目をつけたという事で、

サービス概要などはサイトでご覧いただくとして、どんなサービスかというと、メールで臨床心理士などの資格保有者と相性診断。315円~という圧倒的な低価格で、何回か相談メールをやりとりすることで、自分にピッタリと思われる”マイ・カウンセラー”を見つけられるというサービスです。(※1000円の月額システム利用料は必要とのこと)

追記(訂正):上記1000円のシステム利用料金は登録カウンセラーさんのお話で、ユーザーである相談者は都度課金とのこと。登録していてもお金はかからず500円以上のポイントをチャージしておいて、そこから引き落とすかたちになっているとのことです。

更に感心したのは、

相談者が支払ったお金はまず相談者自身が救われる事につながり、そしてその一部は、カウンセラーさんが次の相談者を救うための生活資金として使われ、「マイ・カウンセラー」もそのお金の一部で活動を続けていけるという解説でした。

「マイ・カウンセラー」がサービスを継続できることで、同じように悩んでいる相談者を救っていけるという、接続可能な相談サイトを目指しているという点で、将来的に非営利団体の設立や、18歳未満の相談者の金銭負担率を3割にする予定とのこと。そして法人ユーザにも同様のシステムで社員が3割負担で利用出来る仕組みも導入していきたいという事で、この実現に向けて田口さんは東奔西走されているようです。

昨日は訴訟の和解に伴い、Googleへの申請がなければ書籍の全文がグーグルのDBに格納されてしまうというこれまた破壊的アプローチの紹介をさせていただきましたが、

カウンセリングにおける業界団体の定める基本料金体系を壊してしまった株式会社マイ・カウンセラーとそこに参加をしている臨床心理士などの方々には日本でもこんな頑張りをされている方々が居ることを知り、是非今後も頑張っていただきたいと思ったのでした。

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