メールでいいんじゃない症候群って(苦笑)
先月のニュースなんで完全出遅れ、オルタナブログで取り上げている方もいるかもしれませんが、このニュースはかなり気になるネタだったので取り上げさせていただきました(苦笑)
「メール1通で婚約破棄は「不当」 女性が逆転勝訴」事件です‐裁判ニュース:イザ!
このニュースに絡んでは日刊ゲンダイのほうには「メールでいいんじゃない症候群」というネーミングでビジネスや生活の場面で、こういうのをメールで伝えるのはどうなのよ?って事例が複数紹介されているのを見かけました。
わたしも10年くらい前だと、出社時間をちょっと過ぎたくらいに「風邪で休みます」ってメールが届いてちょっと唖然としたことありましたけど、「会社辞めます」メールを受け取ったり、いろんなメール受け取ってかなり耐性ついてきました(苦笑)
これまでパンチでは8年程の期間、デザイナさんを定額で契約させてもらい、在宅勤務で仕事をお願いしたり、現在は北海道の会社さんと定期的な業務処理をお願いしていたり、同じ事務所内で話したほうが早いことでもメールだったりIM使うケースもままある訳ですが(苦笑)
メールで何でも伝えるという事の是非はここでは置いといて、あまりネット活用を前向きに考えていない人や好意的に捉えていない人たちからの視点で考えると、いつまでも埋まらない溝というか、世代間ギャップのようにず~~っと続く課題のような気がします。
ただわたしとしても、仕事期限までに出来ませんとかいうメールが一方的に飛んできて、その後電話も出ない、、、というのはやはり感心しません。
仕事は何でも大変な一面があり、そのプレッシャーの中では途中で投げ出したいことも出てくるでしょうし、実際に挫折してしまう局面も人生の中ではあると思います。
ただ、自分が期待されたパフォーマンスを発揮できずその場から退場しなくてはいけないときって、相手方との話し合いのステップというか、そういう場の確保ってのもやはり重要と思います。
ネットは地理的な制約を限りなく小さくしてくれますが、仕事を依頼した相手が、自分の責任を果たさずにメール1通で仕事を放り出す可能性を依頼する側は恐れている側面は今でもかなりあるでしょうし、仮になにか問題が起きた際の責任問題を考えると遠隔での仕事に消極的になってしまうことも何となく理解できます。
基本的な信頼関係が構築されている間柄においてネットのメリットを享受することは比較的簡単なご時世になってきていますが、この裾野をもっと広げていくためには仕事に対する意識の共有とか、そういう環境での仕事のルールを守るなどの基本的な面など、テクノロジ活用とは別な次元での教育や工夫が重要なのかもしれませんね。