八戸について無理やりIT的視点で書いてみる…
土曜日に田舎のほうに行って来て予定よりも少し時間的な余裕があったので市街地を歩きながら写真撮って来ました。
こちらに写っている場所は30年ほど前の時代には八戸市の市街地として賑わっていた場所(地価も目の前のビルが一番八戸市内で高かったはず)ですが、現在はご覧のような有様です。
この通りの反対側には、八戸屋台村「みろく横丁」としてメディアとかにも出てくる場所ですが、左端にある以前は大規模小売店舗が入っていたビルはシャッターが閉まったままの状態です。(土曜日の午後なのにこの人通りです、、、、)
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八戸市は新幹線の玄関口としての八戸駅と官公庁舎がある市街地とが離れてしまっている点が青森市とは大きく違い、どうしても来訪者の方には不便を感じてしまうのではないかな?と思います。(工業団地などへのビジネス上の行き来をする場合はあまり関係ないのかもしれませんが、始めて八戸駅に降り立った方は新幹線の終着駅としてはその近隣の閑散とした風景にお世辞にも活気がある街という印象は受けないのではと推測します)
市街地の様子は惨憺たるものがありますが、地方都市によくあるパターンで八戸市においても家庭単位というよりは、個々人が車を所有して利用するケースが多く、郊外型の商業施設、販売店舗、飲食施設などが市内の様々な地域に点在していて、車を使っての生活が可能な人たちにとってはそれなりの選択肢がある状態です。
マイカー利用での郊外型店舗利用が可能になったのと、インターネットの普及によりそれまで大きなトラフィックを集めていた市街地は集約的ノードとしての役割を終えた感があります。
自分自身が道路という経路を使って、個別のノードを渡り歩く方法はそれが苦にならないうちは平気なのですが、高齢化社会においてはこれらノードが実質的な距離が離れてしまうことで年齢的に自分で運転できない(しない)とか、家族が同居していても平日に補助してくれる家族は働きに出ているというようなケースにおいて、バス・電車などの公共交通機関の役割は非常に重要になってきます。
ただし、高齢者だけを対象としてサービス拡充しても経営が成り立たないとか、民間交通機関への影響などの問題などと絡み合いながら、不採算路線の廃止や運行本数の縮小などの経営効率化と高齢者への足を提供するという相反する課題への取組みをしなければいけない地方自治体は非常に多いと思います。
高齢者の生活に必要な拠点をコンパクトにまとめてしまうという街づくり施策に取り組んでいる自治体もあったりするようですし、幸運にも路面電車の施設があった、富山ライトレールのような取組みも非常に興味のあるところです。
残念なことに八戸市の場合、それまで市街地にあった市民病院が移転をしてしまい、写真のように設備事態が充実したのは歓迎すべきなのですが、先ほどの必要拠点をコンパクトにまとめるという施策とは逆を行っているような感があります。
ただこれを簡単に批判するわけにもいかず、ある程度の広さが必要な施設の場合、地代や権利関係の問題がありただでなくても経営状態が苦しい台所事情としては致し方ない部分もあるでしよう。
それに地方都市は企業誘致による雇用創出やそれに伴う法人税収入など、自治体として必要な歳入確保が出来なければ財政破綻してしまう実例も出てきているわけですから、自治体が正常に機能する歳入確保がまずは最重要課題でしょうから、そこにこれまたグローバル経済、フラット化への対応という課題が事を難しくしているのではないかと思ったりします。
幸い日本は製造分野において世界最先端の製品を作ることが出来、食品などの1次加工などの職種においても劣悪な環境で仕事をしないと賃金がもらえないということは無いですが、極端な例としては「ダーウィンの悪夢」のような例もあるわけで、
本当に個々人がどうやってグローバル経済、フラット化の進む世の中で”自分なりに納得可能な”生活していくことが出来るのかを考え、勉強・努力していくことが必要と思ったのでした。
(※ダーウィンの悪夢についてのITmedia +D LifeStyleのDVDレビューはこちら)
最近自分の世の中や人生に対する視点がこれまでと大きく変わってきたと思う事が数多くあります。高校卒業から25年ほど東京暮らしをしている訳ですが、これからは自分の基礎を作ってくれた地元に対してIT関係の仕事をしている立場として、制作や開発を地元にある会社にお願いするなど、うちの会社レベルじゃほんと小さいことしか出来ないですけど、何か地元のお役に立てることにも取り組んでいきたいと考え始めたところです。
と、このままくそ真面目に終わるとわたしのブログらしくないので、、、(苦笑)
ここ最近で八戸ネタといえば、藤川ゆりさんでしょうか?(笑)、取材対応などのマネジメントは東京のプロダクションに依頼したという記事も見かけていたので、本人へのコンタクトはまったく考えていませんでしたので、サイトに記載のあった後援会の住所のほうをチラッと訪問してみました。
ですが、掲載されている住所は旧自宅で今は引越しされたとの事で、宣伝用のポスターでも貼ってあればその写真でも撮ってこようと思ったもくろみはもろくも崩れ去りました。(苦笑)