人間ドックは最新の検査設備だけではものたりない
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1年ぶりに人間ドックにいきました。
いつもいく診療所はきれいで、受付や看護士の対応もよく丁寧に検査をしてくれます。また検診設備も立派で精密なデータが出ることに疑いはもってません。
でも、なんかものたりないのです。
皆さんの言葉遣いも丁寧で気持ちいいのですが、叱ってくれないのです。
いくら最新設備で尿酸値が高い数値が精密にだされ、要注意というフラグがたつより、先生から、
「渡部さん、このままじゃ通風になって痛い目にあいますよ。食べ過ぎ飲み過ぎはダメです。メタボ気味なので、ビールは控えて粗食を心がけてください。焼酎ならビールよりはましです。北海道出張に行ってもカニ、エビ、イクラは食べ過ぎちゃダメです!!」
と言われるほうが、気をつけよう、と思うのです。
受診者に対して健康診断サービスが与える本来の価値は、検査結果を受けて生活習慣等を治そうと思うことです。
その点では、権威のある医者の「お叱り」が最も重要なサービスで、最新のデータはその補完情報にすぎないのです。
とか思いながらも、受診後こってりした中華のコースを、「昨晩の9時から食事してなくて腹減った。叱ってくれないから食べてやる」と思いながら食べてしまいました。
私の生活習慣改善にはもう少し時間がかかりそうです。
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