毎月楽しみにしている小説・・・『下町洋食物語~レストラン「藤木」へようこそ~』
・・・ってご存知ですか?ってほとんどの方は知らないと思います・・・って決め付けるのもなんですが。
東武鉄道の広報誌で「マンスリーとーぶ」というのがあります。これに掲載されている高橋克典さん著の連載小説が『下町洋食物語~レストラン「藤木」へようこそ~』です。
※高橋克典さん、と言えば金太郎&只野仁さんな俳優さんが有名ですが、以前に著者ご本人から「別人ですよ、高橋克典歴は自分の方が長いですが」とのご回答があったので、別人だそうです。やっぱり問合せ数は多いらしいです。
日常東武鉄道を利用している関係で目にするようになって早幾年。でも元々の配本数が少ないのか、駅ごとの配本数が少ないのか、それとも自分が取ろう、とするタイミングが悪いのか、頒布場所に置いてある時と置いていない時があります。だから自分にとっては取得に案外ハードルの高いフリーペーパーです。
さて、この小説は連載されて数年経つ連続小説ではあるものの、毎号B5・1ページにそれなりの起承転結があるので、多少号が欠けても、いきなり読み始めてもすんなり入れます。
お話は、とある下町の洋食屋における人間模様とメニューで展開されていきます。著者の高橋氏は特に限定されてはいませんが、もしかすると、やはりいくつかのモデル店はあるのかもしれません。いや、そういった特定の洋食屋さんではなくとも、自分が普段は気にも留めずに通り過ぎてしまっている街のレストランに一歩足を踏み入れると、そこには当たらずとも遠からずな人間模様があふれているのかもしれません。派手な描写や奇をてらった表現は一切ありませんが、自分はいつもついついそのお話の中に想いを寄せてしまいます。
よろしければ、東武鉄道のホームページ内「マンスリーとーぶ」にてバックナンバーを読むことができますのでお読みください。
■東武鉄道「マンスリーとーぶ」
http://www.tobu.co.jp/monthly/
・・・ただ今月号を読むと、何かフィニッシュに向かっている感じがするんですよね。連載開始が2003年の4月でこの3月の60回目が丁度最終回になりそうな・・・。