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読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

型式萌え

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周りから言われたことが無いけれども、いや、自分からも言ったことが無いから当たり前なんだけれども、自分はちょっと「型式萌え」というか、データの規則性について考える、とかに結構萌えるのかもしれません。変な趣味ですが。

型式・・・って言われて何を思い浮かべます?・・・っていきなり振られても困る人とパッと思い浮かぶ人と両方居られるんじゃないでしょうか?

「モハ」とか「クハ」とか、って人も居れば、「RX-78」とか「MS-06」とか、って人も居るでしょうし・・・。

ええ、そうですとも、自分の場合小学校高学年から中学校1年ぐらいの時に鉄ちゃんとガンダムの両方通りましたからね、そんな頃からちょいちょい気になり始めていたのかもしれません。

特にデータの体系が提供されていないようなものは余計に想像が張り巡らせられる、というか。

例えば、自分の家の最寄りの図書館である練馬区立図書館の利用者IDは、家族で自分がまず一番最初に作った時は「2*********」だったのに、嫁さんが作ると、「1*********」で、ああ、連番じゃ無いんだ、と。次に息子の分を作ると「2*********」だったので、ああ、たぶん1桁目は性別なんだろう、と。

こんなことして何がおもしろいと思うんだろう、と思うことも多々あるのですが、改めて自分で考えてみると、言ってみればそこには人間の叡智の結晶がある、というか・・・。それはちょっと大げさ過ぎるか、とは思いますが、でも型式っていう概念は、コンピューターなんてものが発明されるずっと前から、

・パッと見たり聞いたりしてどれのことかが判別できる符号化をする
・その符号の体系およびその意味について関連するスタッフがわかり易い・覚え易いようにする
・でも、ある程度、将来性を見越して拡張性を考えておき、桁数や、言葉を決める(後で、変更や改訂をしてルールが混乱しないようにする)

といった工夫がなされていたと思うのです。結果として、型式の体系などによっては一般の人に対してもメジャーになったりする、というか。

車などで言えば、マツダのRX-7を「FC」、「FD」、かつてあった日産のシルビアを「S13」、「S14」、スカイラインでは「R32」、「R33」、「R34」と言ってみたりすることで、そのファンの人達の中で、「どの時代のどのタイプなんだ?」を見分ける(聞き分ける)ようにしている場合もありますね。

脈絡がなくなってきましたが、過去目に触れた中で自分にとって一番の秀逸(?)はコクヨ(http://www.kokuyo-furniture.co.jp/)のOA家具の品番でした。

・「イレ」・・・ごみ箱(くず”入れ”から)
・「US」・・・傘立て(umbrella standから)
・「SD」・・・(オフィス用のデスクシリーズ、steel deskから)、と非常によくできた型式だと思います。わかり易くて。

さらに、「SD」は組み立てタイプの場合は組み立て前の段階ではさらに脚部分や天板部分とかに分かれているのですが、例えば天板部分は、

・「SDT-127云々」・・・(スチールデスクの天板部分で横が120mm、奥行き70mmのもの)

とかになっていて、これまたサイズまで把握できる、という。。。

でも、SDTの”T”が「天板(tenban)のT」なのか、「テーブル(table)のT」なのかは結局よくわからなかったなぁ・・・。誰に聞いても「さぁどっちやろ?」って感じだったし。

結構長い間コクヨのOA家具の配送のバイトをやっていた者からでした。

「この型式体系、おもしろいよ!」とか「この品番、味がありますよ」といった情報もお待ちしております。

[ちなみにエントリーの主題とは全く関係の無いご参考]
■コクヨファニチャー株式会社(WEBカタログはこちらから)
http://www.kokuyo-furniture.co.jp/
・・・もっとおもしろい品番があったような気がするんだよなぁ・・・。
皆様も良かったら見つけてみてください(?)

■親和運輸(長い間お世話になりました、ってことで。今もコクヨの配送やってるのかなぁ・・・)
http://www.shinwa-unyukk.co.jp/

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