どなたか実現してくれませんか?-まえがき-
昔から夢見がちな方でした。それは時には日中にも・・・すなわち妄想(→大木さんの記事から学んで)空想を張り巡らせる・・・独りで部屋に居る時、授業中、道を歩いている時、様々なシチュエーションで行っていました。
大抵は訳の分からない、脈絡の無い想像だったのだけれども、時には、「これってええんちゃう?」と勝手にほくそ笑むようなアイデアもあったり。家に転がっている広告の裏なんかに書きなぐったりして。貧乏性なもんで、二十数年前のそれも、きっと家のどこかを捜せば出てきます、ハイ。
中学の時、本は嫌いじゃ無かったのだが、作文は嫌いで、また国語のテストの点はほんとに悪くて、で模試を受けると高校受験には作文が必要、という。さて困った、と思っていたら、何の本だったか忘れたけど、誰かの体験談で、「小説を書いたら作文がうまくなった」とかいうのを読んで、”作文”という堅苦しいものではなく、”小説”だったら普段考えている空想で書けるんじゃ無いか?ってことで是非書いてみたい、と思って、当時流行っていたとあるアニメの外伝みたいなものをノートに書き始めると、それが結構おもしろくなってしまい、当時長続きする趣味になりました。それが本当に効いたのかどうかはわからないけど、結果として、国語の成績と模試での得点のうち、本当に作文の配点はもの凄く取れるようになりました。ちなみにその時、丁度創刊されたばかりのバンダイの雑誌があり(→とっくの昔に休刊したようですが)、そこでアニメになるような小説のネタを募集していたので投稿したら一応掲載していただいた、というのも自分のモチベーションを高くするのには十分なものでした(※名前の漢字を一文字間違えられたのは残念でしたが・・・(苦笑))
というように空想がとても好きな子供だった訳ですが、小説はそれ程では無いものの、空想癖は(現在にも続くぐらい)長く続いていて、それは商品やサービスのアイデアにも発展していきました。今にして思うと、所詮それは”企画”ではなく、単なる”ネタ”の一つだった訳ですが、結果として実現されたものも多いです。
・家庭用の電話、コピー、FAXが一体化したもので、電話がコードレス
⇒一応、平成2年頃の発想。当時発売はされていなかったけど、その後数年で発売されたので、そんな研究はとっくに進んでいたのでしょうね。
・女性タレントでチーム編成・リーグ化しているプロ野球
⇒これは浪人生の時に、ひたすら小説として書いていたもの(昭和63年)→浪人の時にそんなことしている場合か?って(苦笑)。設定上は、男子プロ野球の人気がやや落ちてきた、女性タレントもアイドルだけでは売って行けなくなって、両者を組み合わせてやったらどうか?というもの。結構細かい設定作りました。その後、マスコミでも女子で野球部に入っている子が特集されたり、東大の女性選手が取り上げられたり(→あれ?東大じゃ無かったっけ?竹本さんとか言う人)、実際今プロ野球人気、やや低迷気味だし、女性タレントは野球はやって無いけどフットサルやってるし、ってことでかなり先見の明があったのでは無いか、と(爆)
とアイデアの宝庫、とは言えないけど、アイデアの家庭用金庫ぐらいには色々考えていたものです。
そんな自分のアイデアのうち、結構昔から考えているものの、未だに商品として出てきていないものがあります。昔は身の程知らずにも「自分がそれを実現させて、一山当ててやるんだ!(?)」と思っていたのですが、当然自分一人で実現できるものでも無いので、限界を思い知らされる訳です。また、商品化に値しないもの、という判断が世の中的にとっくされているのかもしれませんしね。
でも、元々自分が発想したきっかけは、「まず自分がユーザーになりたい」とかいう希望であったり「きっとそれが世の中をブレイクするはずだ」とかいう思い込みであったりするので、それが実現される・できることが自分の希望であり、”自分が”実現することじゃないんですよね。とすると、この場を借りて一挙公開して、「誰か実現してくれへんやろか?」と投げ掛けてみようかな?、と考えた次第です。
で、早速第一弾は・・・と書こう、と思ったんですけど、前置き部分が長くなってしまったので、(決してもったいつける訳ではなく)次回に書くことにします。
という訳で、このタイトルが付いている時は、各社の商品企画担当の方、是非よろしくお願いいたします(笑)
※文中、自分が書いていた”小説”、というのは数年後読み返してみるにとても一般的なレベルで言う所の”小説”と語れるレベルでは無いものである、ということを世間の作家さんに敬意を表して追記しておきます。