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WEB面接の心得

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最近のご時世、就活中の方々も、対面でなく「WEB面接」が増えてきていると聞いています。

同様に、我々ビジネスパーソンも対面仕事を減らされ、会議はまさにリモート推進。

WebExとかZoomとかでビデオカンファレンス形式の会議がどんどん増えています。

WEB」=リモートコミュニケーション形式においては、対面とは異なる留意点があると思います。

採用面接自体は、小職もたくさんの経験があり、また弊社自体は新卒採用実績はないですが、

少なくとも協力会社的な「経験者」面接はかれこれ20年くらいやってきました。

https://blogs.itmedia.co.jp/torapapa/2007/05/post_d056.html

https://blogs.itmedia.co.jp/torapapa/2009/08/post-f7cb.html

そもそも、人財登用においてWEB面接形式は確かに増えているので、

特にWEB系のときに重要じゃないかと思う採用面接のポイントについて、経験および登用者側の視点を紹介します。

以降、今回書いたことが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

>レジュメ(経歴書をいかに魅力的に書くか)

・そもそも、対面でカバーできないのだから、レジュメは複数社受けるにしても各社向けに「カスタマイズ」すべきです。

WEB面接になるとなおさら、対面で「空気・雰囲気を共有」できないため、レジュメでどれだけ臨場感を与えられるかが鍵です。

・まず、自分の長所や特徴をしっかり、簡潔にアピールすること。その次に、自分の経歴のハイライト(どんな事象で自分がどう成長したか)。

・新卒面接の場合は、経歴書と言うより履歴書なので、書ける欄が限定的。そこに上記を凝縮して書きましょう。

・経歴や過去の体験談は書きすぎないように。平均的に計3枚くらいが適当です。

(なお新卒の場合でも、履歴書+12枚くらいの自己アピール文を応募時に添えるのは基本許されるはずです)

>会話の序盤、第一印象がとっても重要!

・それこそ30年間で計200回超くらいは面接系をこなしてきましたが、第一声というか、最初の挨拶&自己紹介の時間に工夫のない人が多い!

・一般的に、「面接の合否は最初の5分で決まる」と言われています。レジュメ通りに要点を自己紹介しても3分くらい。挨拶や「間」を入れるとこれで十分5分間です。

・なので、私が誰かに面接の心得を相談されたとき、私は「最初の5分間に自分が話すべきことをアンチョコ化」するようすすめています。ここを失敗したらほぼ終わりなんです。

WEB面接ならなおさら、「アンチョコを棒読み」することも「万全の準備」と好意的に理解されるはず。堂々と「スクリプト」を準備しておきましょう。

>会話は帰納法且つ簡潔に

WEB面接になると、おそらく面接相手は効率を対面以上に重視してきます。なので、質問に答えるときには簡潔で、且つ帰納法的(結論が先)がおすすめです。

・面接相手は「限られた時間で採用候補者からできるだけのことを聞いて返答を吟味したい」のです。結論優先で、時間配分を鑑みて結論に至った経緯説明はいつでも端折れるように。

・顔や上半身だけでなく全体感でビジュアルを共有できる通常の対面に比して、WEB経由の場合は共有面積が限定的な分、3割くらい残る印象が減ることを考え上半身でボディランゲージしよう。

・対面面接に比べて「雑談」もしづらいかも。なので「伝えたいこと=目標」を少しでも早くメッセージすることに心がけよう。WEB系はどうしてもコミュニケーションがスローテンポ化します。

>「Why 御社?!」を力説できるか

・対面でも重要なことですが、なぜ御社(あるいはその候補ポジション)に応募しているかの熱意を、「できるだけ数多くの」ではなく「印象に残りやすい適度な量の」言葉で伝えること。

WEB面接の場合は、くどくど話していても対面より「温度」は伝わらない分、「なぜ」を簡潔且つ必要十分なメッセージで強調して伝える努力の必要があるのです。

・予想が外れてもいいから、「どうして応募したの?例えばこういう動機とか??」みたいな想定問答を3つくらいは予習しておこう。外れても必ず、より落ち着いて受け答えできるはず。

>ビデオ会議の場合は、見栄えや姿勢を意外としっかり観られていることに注意

WEB面接=ビデオ会議のはずですが、顔とか上半身だけが映っていても、面接側は意外と「姿勢の全体像」とか「見栄え」をしっかり見えないところまでチェックしてくるはずです。

・私自身も、(半分縁起担ぎですが、、、)見えないところまでお洒落というか、例えば靴にも気を配ってWEB面接に臨むようにしています。心理的には「自信」につながるはずです。

・ビデオ経由の場合、対面よりも細部の「工夫」が評価しずらいので、衣服の色合いとか髪型とか、ボディランゲージのアピールを、通常(対面)よりわかりやすくしよう。

>(補足)可能ならドキュメントの「力作」を準備しておく

・もし「こんなドキュメント作ったことありますか?」みたいな問答が想定されるのであれば、対面できないのだから何らかWEB経由で投影できるものも用意しておきましょう。

・自分の技能をアピールする手段の基本は、「アウトプットの例示」か「アウトプットに至るまでのプロセス」の説明の2択しかありません。準備して損がないならやっておこう。

>まとめ(?)

・対面より判断しづいらいからこそビジュアルが大事

・想定問答的な「予習」はまったくマイナス評価にならない(はず!)

・コミュニケーションは簡潔で帰納的に

・映像でみえないところこそ「推測」「憶測」でマイナス評価のリスク有

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