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DeNAと成功報酬

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横浜DeNAベイスターズが販売した、試合内容によって入場料返金を求められる「アツいぜ! チケット」が、多数返金希望者でNEWSってい

  

個人的に、この営業戦略をどうこういうのは難しいとは思いつつ、勝敗をかけて両チームが激突するスポーツの観戦ですから、そもそも返金可能というビジネスモデルはどうかという気もします。

ただ、満足したからお金を払うというのはわかる気もする。入場者全員でもないわけで、当選した購入者にだけ与えられた特権で、「自分は何をもって満足したかどうかが言えるのか」「そもそも入場料としてどのくらいが自分にとって適性と思えるのか」ということを、購入者以外のすべてのお客に考えさせる機会にはなるのでしょう。時には「結果は負けたけど、本当に面白い、満足できた試合だったーぁっ!」と思えるときがあるに違いないのですから、その「成功」体験を尺度にしたら大半が不満になってしまうだろうところがこのビジネスモデルの今後の課題と感じます。

  

なんとなく・・・このモデルを聞いていると、コンサルティングビジネスで時々ある「成功報酬型」サービスモデルを思い出します。

経験談の範囲でいえば、そもそもの報酬見積の6~7割を通常通り、コンサルティング業務終了時に検収(回収)していただき、残りは、その後そのコンサルティングの結果、改革が成功した様子を効果測定して、それを合意してもらってから回収するというモデルです。

(割合はファーム別、サービス別、クライアント別、そして取引規模別に、正確には異なっていくと思います)

  

個人的には、購買が成立した時点で、提供をうけるサービスに対して、合意した値段をすべて支払うことが当たり前と思ってます。もちろん契約的にいえば「瑕疵担保」という売り手の責任がありますから、提供をうけたあとで不満があるので全額もしくは一定額を返金しろというのは買い手にとって当然の権利です。とはいえ、最初は全額払うべきだろうと。

たまにクライアントに聞かれることは今でもありますが、今でも成功報酬型でコンサルティングビジネスをするのは、かなり稀になっているのではと推察します。瑕疵担保責任がある以上、仮にクライアントに不満を抱かれたとしたら、当然そのクライアントからは以降仕事依頼はなくなるだろうし、意外に狭いクライアントマーケットで、横展開の口コミによって、ファームの信頼はどちらにせよ失墜します。だから常にすべての案件でコンサルティングファームはベストを尽くすはずなのです。

  

DeNAの場合は、「勝敗」という形がかなり満足度に影響を与えるため、このようなビジネスモデルを発想するに至ったのでしょうか。。。クーリングオフじゃないけど、不満がある、効果が感じられない、というときは返金というビジネスモデルが広がるのは個人的には疑問です。

あくまで個人的意見ですが、私が購入者であれば、返金よりは、3分でいいからひいきの選手と対談する機会がもらえたら嬉しいです。ゲームの戦略やふりかえりについて、素人考えとプロの見解を交換できたら、むしろ割増でチケットを買って、負けたときも勝ったときも、一言対話ができる、そんなモデルをどこかのチームで考えてくれたらいいなあ(まあ私は巨人ファンでして、現時点、マジにそんなチケットがあったら買いたいと思うのでアリマス)。

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