am/pmはLAWSONに統合されるべきだったと思う・・・
あらら・・・なんで白紙に戻しちゃったんでしょう、っていうか、なんで店名存続なんて所にこだわったんでしょうかね。買収される側なのに、こだわりすぎですよねえ。
コンビニエンスストア2位のローソンによる同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の買収のことです。
ローソンはam/pmの親会社であるレックス・ホールディングスから買収する件を2月末に基本合意したんですが、その後、am/pmの商標権を保有する米社が売却条件として約700店の店名の存続を要請したんで、ローソンはこれを拒否、交渉は決裂した、という話です。
ローソンに代わる売却先を探すっていったって、セブンイレブンじゃ成立しないんじゃないかなあ。あとはファミマ?ミニストップだとなんか斬新な統合にならないし・・・うーん、なんか感覚的にはローソンで非常に良いコンビネーション、コラボレーションだった気がしたんですけどね。
ご存じのとおり、業界No.1のセブンイレブンは、立地といい、(たとえば)お弁当の質といい、個人的意見ではありますが申し分がありません。それに考え抜かれた店舗進出をやっていると思われます。なので都内、特にオフィス街等へ集中戦略をとっている感のあるam/pmと組むのは、確かに技術的には可能です。きちんとあちこちを調べたわけじゃないけど、たとえば自分のオフィス周辺にはLAWSONとam/pmがすぐ近くにあったりするけどセブンイレブンは結構離れたところにあります。店舗戦略上は分かれ目なんですよね。近い2店舗を統廃合するとその地域の集客を寡占化できるし、遠い2店舗は商材の共通化やいいとこ取りができればそのまま両存可能かも知れない。
ただ、コンビニはその数が飽和気味なんじゃないかと思っていたし、ある意味「ナチュラル」とか「100円」みたいなコンセプトも織り交ぜて展開しているローソンは理想的な売却相手のようにとらえていました。
しかーし。なんと商標維持なんてところにこだわるとは・・・むむーっ。もったいない。
買収後もなお、ダブルブランドという例は、ないわけではありません。ですが、買収される側があんまり強く主張するものではないような気がします。
むしろ雇用維持が最大限守られて商材の品質もあがるなら得策なんだろうにと思いました。個人的な予測に過ぎませんが、ましてやセブンイレブンが相手ならダブルブランドもないだろうに。こうなるとコンビニ大手以外のコンシューマ企業をターゲットしなおすんですかね。
良くも悪くも、次回作に、大いに注目です・・・