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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

自分ではできないことのソーシング

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ここ3日間くらい、久しぶりに「進退伺」すれすれに正念場なビジネスシーンを過ごしてきています。昨晩は(このままじゃ死ぬな)と思ってしまうくらい酔っ払いました(苦笑)。あービックリした・・・

 

ディールメーク(リード発掘から受注までの営業活動)を長年やっていると、当然のことながら(と私は思ってます)、「自分では完結できない仕事をセールス」することに時折直面します。

 

目の前にいるのは、「私のクライアント」なんですから、基本的に私が主役としてその期待に応えたいのですが、よくよく要件を聞くと、その仕事を自分で完結できない。一昨年あたりなんか、(全然俺じゃできないじゃん)くらいに自分の能力範囲と異なる期待に直面したこともあります。

 

そんなとき、恥と思わず、私は「その仕事を完璧に完結できる」部下や仲間に、彼・彼女を全面的に信用して、その仕事、時としてそのクライアントそのものを、その人にあげてしまうことにしています。

 

マネジメントスタンスで考えると(決して自慢ではなく)、とても勇気が要ります。

 

まず、失敗したら自分で尻拭いできません。「託したその人に賭ける」しかありません。

うまくいったらその人のポイントです。基本的にはその後続の仕事もその人のモノです。

完璧に仕事が完結したらおそらくクライアント単位でその人のモノになるでしょう。

 

それを恐れずに「お願いしてしまうのです」。っていうか、こんな私の考えでホントにいいのかな(笑)。

 

私の思考回路だと、私のクライアントにはとにかく自分が提供するサービスを堪能いただき、大満足して欲しいのですが、それだけでなく、知ってしまったクライアントの悩みは少しでも多く解決してあげたい。イコール、それが自分では完結できない仕事内容であれば、他人からソーシングしてでも、そしてそれが全部他人のポイントとなり、ゆくゆくクライアントまるごとその人にあげることになったとしても、クライアントが大満足するなら、自分のポイントなんかにこだわらずにその流れにゆだねてしまいたい。・・・と思ってしまうのです。

 

・・・いいじゃないですか。あげてしまったって。クライアントがそれでさらに満足してくれるなら。

 

「よくぞこんなに素晴らしい方を紹介してくださいました」と言われた方が、自分は嬉しいです。

なので、自分じゃできないことは積極的に他者からソーシングします。一方で自分自身もキャッチアップには努めますが、そのスピード感で結果クライアントの満足度を下げてしまっては意味がありません。ならば他者にゆだねてしまうのもありだと思っています。

 

必ずしも私の考え方は王道ではなく、邪道なのかもしれません。

ですが、クライアント・サービスの観点のみからは、決して間違ってないとは思っています。

 

それにしても最近は受注に至るまでの交渉プロセスのハードルが高くて大変です(泣)・・・

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