コンサルタントの定義その2
鶴田さんがかかれている記事をみて思い出したことがあります。
コンサルタントというのは「ゼロインプットでもアウトプットを何らか出せる人のことだ」と昔尊敬できる先輩に教わりました。
http://blogs.itmedia.co.jp/tsuruta/2006/10/post_3b6e.html#comments
会計士や弁護士みたいな有資格者ではなくとも、
1.お客様の悩みをばっちり解消してあげる
2.お客様の纏まりきれない考えをうまく纏めて答を導き出させ、あるいは道筋を指し示させてあげる
3.お客様の考えに対して外部有識者たるお墨付きを与えてあげる
大体こんな分類で、お客様にアウトプットを提供するのがコンサルタントの商売かと思います。
(SIも含めITサービス企業全般、3系はわかりませんが1系や2系は同様と思いますがいかがでしょうか)
既に勉強し尽くし、事例も経験済み、
そんな自信満々のコンテンツが頭に浮かんでいれば、1系の仕事にばっちり対応できます。
自信満々に提供できるコンテンツはないけれども、
どうやったらお客様の考えをうまく纏めて答を導き出させ、あるいは道筋を指し示させてあげられるかの手順だけはしっかりイメージできている、
そんなときは2系の仕事に対応できます。
また1系の前提条件に加え、他社あるいは一般的な方法論等、外部動向の分析・比較まで煮詰めきってあれば、3系の仕事まで対応することができます。
そして、これら全てに共通且つ重要な要件こそ、冒頭の「ゼロインプットでもアウトプットを『何らか』出せる」ということだと思っています。ここでいうアウトプットとは下線部のところです。
充分にインプットがないからと文句を言ってはいけない。
大事なことは与えられたインプットから仮説や選択肢をつけてでも、アウトプットを何か出すこと。
例えゼロインプットであっても。
そして、アウトプットはできるだけ速く、出し惜しみせず。
17年コンサルタントやってきましたが、これは間違いなく大原則かと思っています。
・・・鶴田さんすいません、どうしてもつらつら書きたくなったので、コメント欄に書かずに別エントリをたててしまいました・・・・(♯ ̄▽ ̄♯)ゞ