1月31日 一人がめざめる～いばらの道だから怒らない（＃253）

自問自答）現状を打破したい。みずからの組織に変革を起こしたい。だからこそまずは、自分がめざめなければ......。

まさに、この通りです。

しかしながら、目覚めただけで「ヒーロー」になったと思う人間が世の中には多すぎます。

私もそうでした。

現状を改革したいという気持ちは、容易に問題意識のない人をバカにする発言につながりました。

だんだんと問題意識を持っていてもやり方が違う人に不満を持つようにもなりました。

そうなるとだんだん孤立していくことになります。私はいつも不平や愚痴をいい、最後には泣き言ばかり言う人間になっていました。

こういう人が実に多い。ただ、目覚めるだけではいけない。そのあとは、毎日が辛抱のいばらの道となります。それを自覚して、怒らず、じっくり取り組まなければならない。

過去の私のようになりたくなければ、『ここから会社は変わり始めた』（柴田昌治、日経ビジネス人文庫）のP40 の最後の一行からP43にわたるカコミを読むといいと思います。

その中で、一番心に響いた言葉を、今日の一言とさせていただきます。

今日の一言）あまり怒らないことが肝要である。評論家や「こんなことをやっても無意味」と思う人がいればこそ、自分の存在価値があるとも言えるのだから。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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