「なんでいきなりダイエットを始めたんですか?」への回答
最近よく「大木さん、なんでいきなりダイエットを始めたんですか?」という質問を受ける機会が増えました。まあ、周りのみなさんから見れば「エエ歳したおっさんが色気づいてる」くらいに思われるのかもしれません。(笑)
実は、ダイエットは以前から考えていて、毎月10,800円のスポーツジムに数年通い続けていました。高校まではスポーツマンで、サッカー部に所属しながら、足が速いから(50mを6秒1)陸上部の大阪府大会とかに出場させられていたほどです。とはいえ、その後は草野球とか、ゴルフとか、さほど心拍数の上がる運動もせずに長年生きてきたわけで、スポーツ素人といっても間違いではないくらい。
そんな人間が、スポーツジムに行ったからといって、自主的にしっかりトレーニングをするか、というと、とてもそんなことにはならないわけです。
スポーツジムに行っても、(自分ではそんなつもりはないんですが)どことなく自分に言い訳をしていて、「今日はこのくらいにしておこう」となってしまう。心拍数は上がらないし、かといっておばさんの常連だらけのスタジオに混じって飛び回る気にもなれない。
で、ダラダラとジムに通うだけだったのですが、この歳になってくると、同年代に痛風だの、糖尿病だの、脂質異常症などの、いわゆる「生活習慣病」で病院に通っている人が増えるんですね。痛風といえば、その昔はおっさんの病気でしたが、最近は女性が痛風を発症するケースも増えているそうですし、男でも30代で発症する人も少なくないようです。
僕は、幸いというか、今までそういう病気でお医者さまの世話にならずに済んできましたが、ある意味でラッキーなだけ。ここから先は、いつそういう病気になってもおかしくない生活をしてきたわけです。
あと、男として一番情けないのは、お腹が出てくると(以下、ご想像におまかせします)。
ということがいくつか重なって、4月からダイエット専門のトレーニングジム「24/7」に通い始めることにしました。費用はそれなりにかかりますが、ライザップの半額以下だということです。2ヶ月間限定で、食事制限と週2の筋トレです。
具体的には、食事7割、筋トレ3割と言われました。つまり、いくら筋トレを頑張っても、好き放題に食べていたら痩せませんよ、ということですね。まあ、人の体は食べたもので出来ていますから、当然だと思います。
で、いきなりの糖質制限。大好きな炭水化物を一切やめて、野菜多め、肉はささみ中心、という生活をしたところ、2週間で5kg減りました。筋トレに行くたびに体重を測るので、ウソはつけません。増えたら、増えたなりの理由があるわけですから。ということで、彼のおかげで2ヶ月かけて約10kgのダイエットに成功。しかし、問題はここからです。見てくれるトレーナーがいなくなれば、自分に甘くなるのは見えています。
最初は、今までやったことを一般のジムでやればいいかな、なんて思っていましたが、そうはならない。バーベルやベンチプレスのところには、常連のおじさんたちがいて、なかなか空かない。仮に行っても、じっと見られているので気持ちよくトレーニングできない。(笑)
そんなとき、従兄弟からいいボクササイズがある、という話を聞きました。
最初にトライアルコードをもらって、無料のトライアルを受講するために「b-monster」に行くと、受付にはiPadが並んでいて、それだけで親しみが持てます。(笑)
バスタオルとトレーニングウェア、バンテージを借りて着替え。初回にいただいた水を持ってスタジオに入ると、クラブ風というか、昔で言うディスコみたいな雰囲気にサンドバッグが並んでいて、ちょっと不思議な感じ。
僕のような初回の人が数名いるので、トレーナー(ここではパフォーマーと言います)の方が、基本的な動きを教えてくれます。ジャブ、クロス、フック、アッパーといったボクシングの動き以外に、サーキットトレーニングの動き方です。
最初の10分はサーキットトレーニングで心拍数を上げて、次の10分でシャドーボクシング。残りの25分でグラブをはめて実際にサンドバッグを打ちます。その間にも、サーキットトレーニングが入ってくるので、ヘトヘトになるんですね。「わあ、もう参った」みたいな。
でも、なんとなく終わったときには入会してしまいました。そして、そこから約1ヶ月経って、結構カラダに成果が見え始めています。一回あたり1,000kcalくらい消耗する、というのがウリなのですが、そのウリ文句にウソはなさそうです。
僕が選んだ銀座スタジオは、最高34名なのですが、パフォーマーの方が各人のところを回りながら、励ましたり、「ナイスパンチ!」と褒めてくれたりします。
いや、エエ歳してこんなことを言うのは何なのですが、苦手なダイエットを継続するためには、褒められる、って大事なことだと思うんですよね。できなかったことが出来るようになる、ということも嬉しいですが、外的に褒められることで、モチベーションが上がりますし、継続もできるんだと感じています。
褒められる、成果が出る。そんなことでダイエットが続いているんだと感じている、今日この頃です。
※ちなみに、某有名サッカー選手がCMをしているモノを1年間続けましたが、それだけしかやっていないので、一切効果はありませんでした。