「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　2008年になったからといって、特段改まる必要もないのかも知れません。2007年12月から１ヶ月経っただけ、と仰る向きもあります。ですが、せっかく新年とか抱負といった言葉があるのですから、僕も自分を考えてみたいと思います。
　2008年、僕は年男になります。・・・、ま、48歳になるわけで・・・。社会に出て4半世紀が過ぎ、26年目に入ります。僕自身社会人になってから、とてもモヤモヤしてきたことがあります。それは美意識について、です。
　僕は色々なものに対して、自分なりの美意識を持っている・・・つもりです。それは洋服や車、バッグといったモノもそうですが、それら単品だけではなく、その洋服を着た男性、そのバッグを持った女性といったように、セットで考えています。バッグは単品で使われるわけではなく、バッグを持った女性（あるいは男性）の服装、ヘアスタイル、靴、全てのセットでそのバッグがどう見えるか、ですよね。
　せっかく良いモノを持っていても、ワイシャツがだらしなかったり、スーツのズボンに折り目が無く、というのは、僕的にはちょっと・・・です。
　またその美意識は服装などの外見のみならず、生き方や細かいことを言えば歩き方、しゃべり方に食べ方なんかもあったりするわけです。もちろん人間なので完璧な人はいませんから、「あの人のしゃべり方を真似たい」とか「あの方の食べ方は美しい」といったように見させていただいています。
　
　僕が若い頃、自分なりの美意識で仕事をしたかったのですが、頑張ることが美しいとされている時代でもあり、「格好なんかどうでも良いんだ」といった風潮がありました。
　僕が思っていた美意識はなかなか達成できず、悶々として過ごしたことを憶えています。僕が考えていた美意識は、決して楽をしたいとか、見た目格好良いことだけをしたい、といったものではなかったのですが、それも理解を得ることは難しかったです。
　僕の美意識は、あくまで僕だけのものであって、誰かに押しつけたいとは思いませんし、また無理に理解して欲しいとも思いません。ただ、自分はこうありたいとか、自分はこう進めたい、あるいは頑張っていることを見せびらかしたくもないわけです。

　ただ自分自身の美意識は、僕だけの価値観であり、今年はこの価値観を大事にしたいと考えています。同じ事を達成するにおいても、僕がカッコいいと思うようにやりたいと思っています。（もちろん、それで仕事が遅いのはカッコわるいわけですが）
　ウソをついて生き延びようとするのはカッコわるいし、かといって前後を考えずに闇雲に本音をぶちまけることが良いわけでもない、と思っています。
　2008年の大木豊成は、自分なりにカッコいい生き方をしたい。他の皆さんのような具体性がなくて申し訳ありませんが、僕が考える2008年の抱負とさせていただきたいと思います。
　
　もう少し具現化したら、ご報告いたします。