「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　来週月曜日から、鳥越俊太郎編集長率いるオーマイニュースが始まります。既に、昨日時点で800数十名の市民記者の登録が終わっているそうです。
　個人的に鳥越さんのニュースは、切り口が好きでテレビでは拝見していました。では、オーマイニュースというものは、どうなっていくのでしょうか。
　僕自身も市民記者に登録してみたのですが、当初は記事のネタが見つからず、何を書いて良いのやら、と考えていました。で、ふと気づいたのは、これはロングテール（何でもかんでもで、すみません）じゃなかろうか、と。
　オーマイニュースが募集している記事は、こことここに書かれています。社会、経済、政治、エンタメ（映画、テレビ、観劇、音楽、芸能、ゲーム、マンガ、アニメ、AV、家電、PC、インターネット）、ライフ（グルメ、トラベル、美容、ショッピング、暮らし、地域、ペット、育児、教育、防災、趣味）、サイエンス／テクノロジー（科学、テクノロジー、環境）、スポーツ（参加スポーツ、観戦スポーツ）、本。
　世の中、他に何があるんだろう？と考えてしまうくらいの種類ですが、市民という視点で考えてみると、この中でライフのカテゴリーに入ったところにフォーカスするのではないでしょうか。特に、暮らし、地域、育児、教育、防災といったところです。
　ここら辺のニュースは、今までは大きな火事があったとか、事件が起きたといった、どちらかというとネガティブなニュースが中心だったように思います。

　それが、地元に住んでいる人が記者となってニュースを発信していくことになると、もっと話題も広がるでしょうし、深く入り込んだニュースが出てくるような気がします。
　例えば僕の地元では、以前民生委員だった方は仕事が忙しいため、回覧板で「何かあったら連絡ください」とだけ回していました。その結果、「連絡」はゼロ。
　その後、別の方が民生委員になってから、地元のおじいちゃん、おばあちゃんの家を回り始めました。その結果、ここに書くべきでないことも含め、様々な問題が分かってきました。現在は、福祉事務所や行政機関と連携して、問題解決に当たっています。
　これからの高齢化時代、こういった問題が共有されることはとても重要だと思うのですが、今まではテレビでドキュメンタリーでも組まない限り、他地域の方が知ることはありませんでした。（地元でも、一部の方だけ知っている、という状態だと思います）
　これからは、オーマイニュースの記者がどんどん増え、自分が住んでいる地域の情報、問題をニュース・話題として発信していくことで、様々な共有が行われていくのだと思います。まさに、ニュースのロングテールではないかな、と。（ま、それを定義したからどうのこうの、ってわけでもないですねｗ）
　東京の下町に住みながら、北海道の足寄で起きている問題を知ることが出来る。山形県に住みながら、鹿児島県の新しい情報を知ることが出来ます。
　僕自身も、出来る限り貢献できるようにしたいと考えています。