「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　沖縄での結婚披露宴を終え、一昨日帰着しました。我が家にとって、海辺に旅行に行って２泊３日だけで帰るのは初めてです。もっといたくなりますねぇ、海辺は。
　さて、前回のエントリー後にAmerican Villageという場所に行ってきました。北谷（ちゃたん）という地区にあるのですが、米軍基地跡地に建設されたものです。外見はマンションに見える高層ホテルも、最近建てられたものです。
　が、正直言ってつまらない。アメリカンビレッジですから、食事もアメリカンなわけです。ピザ、ホットドッグ、ハンバーガーなどなど。嘉手納基地から来たのだろうと思われる軍人が多い理由も分かります。
　買い物も色々ありますが、わざわざ沖縄で買わなくても良いものが多いように感じました。
　というようなところに行って、サイパン再開発プロジェクトというエントリーを思い出しました。サイパンも同じような問題を抱えているのかも知れません。沖縄がサイパンと違うのは、元々の琉球文化という強い柱があることです。目新しいことをしないでも、琉球文化という魅力ある売り（沖縄の皆さん、ごめんなさい。旨い表現が見つかりませんでした）があるのですから、それだけで人を呼べるわけです。
　では、サイパンはどうなのか。

　サイパンには、チャモロと呼ばれる先住民族がいますし、チャモロ料理なるものもあります。ただ、それが魅力あるものとしてアピールされていません。むしろ、フィリピン人のほうが先住人のように根付いている状態です。
　海がキレイ、だけでは人は集まりにくいわけです。そう考えると、魅力ある「何か」を打ち出す必要があるのだと思います。
　前回のエントリーで書いたように、アマンリゾートを始めとした世界で有名なビーチリゾートホテル。チェーンホテルである必要はなく、むしろラパス（バハカリフォルニア）にあるHOTEL PALMIRAのようなところでも面白いかも知れません。
　そして日本からは、星野リゾートに出て行っていただきたい。日本の代表すべきビーチリゾートホテルというと、色々な意見があるとは思いますが、今勢いがあって、企画力のあるホテル経営と言えば、星野リゾートの星野社長なのではないでしょうか。
　星野リゾートが出て行って、エコロジカルをベースに僕たちでも手の届く高級リゾートを実現していただきたいな、と考えています。星野リゾートさんが出て行くなら、ぜひそのプロジェクトに参画させていただきたいと思いますし。

　話がどんどん逸れていますが（汗）、サイパンにはインターネットのインフラを整える必要もあります。ハイアットホテルに泊まったときに、ロビーにあるインターネット施設でさえADSLで450Kbps程度でした。高級ホテルならもう少し早いインフラが欲しいですね。
　そういったITインフラの充実も、これらのホテル群なら実現できると思います。

　沖縄に行きながら、こんなことを考えていました。