正しく「引用」すれば、コピペも問題ない
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STAP細胞の論文の件が世間をにぎわしていますが、
気になったのは、コピペが絶対悪的にとりあげられている点です。
コピペは、出典の明記や、本文との区別をしっかりするなど、
きちんと条件を満たせば、
出典元からの許可をえなくても「引用」することができます。
問題なのは、他人が書いた内容を、自分が書いたように使う「盗用」であって
「引用」すること自体はまったく問題ありません。
「正しいコピペ」 科学者にとってモラルではなく厳格な戒律 | 井上泰浩
「無断引用」という表現はやめよう|Colorless Green Ideas
新しい研究も、これまでに多くの学者が研究してきた
蓄積の上に成り立っているもので、
どこが新しいのかを示すためには、これまでの研究の流れの中で
どこに位置づけられるのかを示す必要があり、
そのためにはむしろ的確な引用が必要になってきます。
学問だけに限らず、文章をまとめる上で大事なことは、
ほかの方々の研究や著作物に敬意を持って接し、
いいものはきちんとした手続きで引用や紹介をさせてもらい、
そこに自分なりの新しいものやオリジナルなものを
付け加えていくという姿勢を持つことではないかと思います。
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