昭和生まれの強みは、物事の始まりから実体験で知っているという歴史感覚
最近、世代論的なことをたまに考えます。
平成生まれの人たちは、物心がついたころから携帯電話やインターネットがあって、昭和生まれ世代とはITなどに対する意識や感覚が違い、新しいことにもすぐ対応できて、どんどんいろいろなことにチャレンジできそうなイメージがあります。
昭和生まれだと感覚的に古くて、なかなか新しいことにチャレンジできないイメージがありますが、僕自身は、昭和生まれには大きな強みがあると思っています。物事の始まりから実際の経験として知っているという歴史感覚です。
僕は昭和36年、1961年生まれですが、物心ついたころは白黒テレビがあって、ウルトラQやウルトラマンシリーズ、仮面ライダーなどが始まったころから本放送で見ています。
アイドル、芸能界については、天地真理や麻丘めぐみ、南佐織らが出てきたころからずっと見ています。
パソコンについては、デスクトップでデータをテープレコーダーで記録していたようなころからずっと使ってきています。
携帯電話については、その前のポケットベル、PHSから使っていて、携帯電話がお弁当箱のように大きかったころから知っています。
インターネットについては、その前のダイヤルアップでパソコン通信していたころからの流れを経験してきています。
こういった物事の始まりから実際の経験として知っているという歴史感覚を持っていると、過去と現在を比較する視点を持てたり、その物事の流れもとに将来を見通す視点も持つことができます。このへんは若い人たちが持ちにくい視点だと思います。
僕はもう50歳になり、人生の後半に入ってしまってますが、守りの姿勢には入らず、こういった歴史感覚や視点を活かして、今後も何か面白いことにチャレンジしていけたらと思っています。