古いものを新しい言葉でリニューアルする
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最近よく見かける言葉に「キュレーション」「シェアハウス」「ゲーミフィケーション」があります。今後これらの言葉が定着していくのかどうかはわかりませんが、けっこう話題にはなっているようです。これらは新しい概念っぽいですが、実際は「キュレーション」は「編集」だし、「シェアハウス」は「下宿」だし、「ゲーミフィケーション」が意味する、ゲーム以外のものにゲーム的要素を持たせることは、昔からやられていたことで、実際は新しくないですよね。もちろん多少現代的風味は付け加えられているのでしょうけど。
逆に言えば、古いものでも、現代的風味を加えて新しい言葉を生み出してリニューアルすれば、話題にできる可能性があるということです。実際はそれがなかなか難しいんですけど。
私は現在、自分史活用推進協議会で、自分史の魅力と活用法を普及する活動をしていますが、自分史というと、定年退職したシニアの方が自分の軌跡を文章にまとめて自費出版するというイメージが強く、自分史が自己分析や自己PR、コミュニケーションのツールとしても活用できることをアピールしようとしても、わかってもらうのがなかなか難しいです。「自分史」ではなく、何か新しい言葉を使うこともときどき考えますが、たとえば「パーソナルヒストリー」と英語にしても、あまりピンとこなくて、試行錯誤しているところです。何かいい言葉がひらけたらいいんですけどね。
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