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かりゆしウェアの下はどうすればいいのか?

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出張で沖縄に来ています。沖縄の夏服と言えば、かりゆしウェアです。沖縄県庁はかりゆしウェア着用を推進していて、仲井眞沖縄県知事も着ています。スーツを着て県庁に営業に行くと、かりゆしウェアを強くおすすめされるそうです。

ウィキペディアによると、かりゆしウェアの歴史は1970年頃から始まります。1990年に名称を「かりゆしウェア」と改め、2000年の九州・沖縄サミットで各国首脳が着用して現在の姿になったそうです。もっと古いものかと思っていましたが、意外に新しい印象を受けました。

かりゆしウェアのデザインは、ハワイのアロハシャツが原型になっています。襟は開襟が基本です。今はボタンダウンのかりゆしウェアも販売されています。また黒を基調とした葬祭用もあるそうです。

かりゆしウェアは沖縄県の正装です。仕事や結婚式で失礼にならない服とされています。

この「正装」というところに注意が必要です。男性はかりゆしウェアの下はビジネススラックスと革靴が基本だと、地元の方に伺いました。スーツで上着をかりゆしウェアに着替えたイメージです。チノパンやスニーカーとの組み合わせはコレジャナイ感があるのだそうです。通勤途中の地元の方を観察したところ、確かにかりゆしウェアに黒の革靴でした。

私を含め県外の人はかりゆしウェアをトロピカルなカジュアルシャツと思ってしまいがちです。沖縄の人達は優しいのでカジュアルな着こなしはダメとは言わないと思いますが、背景を知っておいて損はないです。なお、裾は外に出すのが正しいです。

「かりゆしウェア」は登録商標になっていて、沖縄県衣類縫製品工業組合の認定をうける必要があります。値段はピンからキリです。土産物屋にある観光客向けのものから高級品まであります。県知事が着ているクラスになると、生地の織り方が別格でスーツより高いものらしいです。仕事で着られるしっかりしたものは、1着5,000円前後が目安とのことです。認定マークがついている5,000円くらいのものを選ぶのが良さそうです。

沖縄の昼間は強烈な暑さですが、日が暮れると急に涼しくなります。夜になっても蒸し暑い都内とは大違いです。沖縄はいいところです。

たまに出張に出ると、いろいろ発見があります。

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