テザリング解禁、無敵のiPhone5を買うのか買わないのか
9月14日からauとソフトバンクでiPhone5の予約が始まりました。近所の販売店に早くも予約待ちの行列ができていました。
村上総裁がiPhoen5で変わったことをたいへんわかりすくまとめてくれています。
iPhone5の価格と料金は以下の記事を参照してください。
iPhoneシリーズの完成度と人気の高さは以前から圧倒的でした。iPhone5でさらに磨きがかかったわけですから文句の付けようがありません。ITに詳しくない知り合いから相談されたら、間違いなくiPhone5をお勧めします。
ただし自分が使う道具としてどうかとなると話は別です。私は以下のような変遷を経て、普通の携帯電話とAndroidスマートフォン ISW11HTの2台持ち持ちという結論で落ち着きました。
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私のスマホ選びは「テザリング命」です。
お客様のところで仕事をすることが多いのですが、ほとんどのお客様は社外から持ち込んだパソコンを社内LANにつなぐことを禁止しています。セキュリティー上、当然のことです。このため自分が持ち込んだパソコンに自前のネットワークを確保する必要があり、テザリング機能が必須なのです。請求書の明細によると、定額適用前で月額200万円くらい使います。
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テザリングを使うとバッテリーの減りが早いです。そのままでは1時間くらいしか持たないと思います。私はUSBケーブルでパソコンから充電しながらUSBテザリングで使います。パソコン本体がスマホの充電器になっているわけで、スマホのバッテリーの心配はありません。無線のテザリングを使うのは、カフェなど短時間の場合だけです。
これまでiPhoneを買わなかったのは、テザリングの機能がなかったことが一番の理由でした。iPhone5でLTEテザリングが解禁になって、一気に選択の対象に浮上してきました。
さっそくiPhone5に買い換えた場合の料金を計算してみました。
auのLTEプランは
- 基本使用料 LTEプラン 月額 980円 ※「誰でも割」適用時
通話料 au 携帯電話同士の通話 無料(1:00-21:00)、それ以外の通話 21 円/30 秒 - インターネット接続サービス LTE NET 315円
- パケット通信料定額サービス LTEフラット 最大2年間月額 5,460 円(7GB まで)、au スマートバリュー適用時 3,980 円 、通信データ量が7Gバイト以降は通信速度が128kビット/秒に制限
- テザリング利用料 月額525円、最大2年間無料
- Wi-Fi 利用料 無料
となっています。iPhone5本体の値段と通話料金を別にして、ざっと計算すると月額6,755円程度の固定費になります。
現在使っているau ISW11HTの料金は以下のようになっています。
- 基本使用料 プランF(IS)シンプル 月額 5,943円 ※「誰でも割」適用後
- インターネット接続サービス IS NET 300円
- パケット通信料定額サービス ※プランFに含む
- +WiMAX利用料 500円 ※WiMAXを使った月のみ、3GのテザリングはプランFに含む。
WiMAXを使った月で6,743円、使わなかった月で6,243円です。
つまりISW11HTでWiMAXを毎月使うのとほとんど同じ金額で最大2年間はiPhone5でLTEテザリングが使えることになります。ソフトバンクやドコモの料金を横目で見つつ、自社の+WiMAXから乗り換えしやすい絶妙な料金設定になっています。
auのLTEが本格的に普及するのが2013年の3月頃だそうです。ISW11HTの2年縛りは2013年の5月に切れます。とりあえずiPhone5とLTEの評価が出揃うのを見ながら、来年春に買い換えを考える流れになりそうです。
その頃にはWindows Phoneがおもしろいことになっているといいなあ、とちょっと期待しています。