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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

カーナビはGoogleマップナビでいいや

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ソニーがカーナビ製品から全面的に撤退することを発表しました。車のコンソールに組み込むタイプは以前に終了していました。現時点で販売されているのは、使う時だけ車のダッシュボードに置くポータブルタイプの5機種です。

昨年末に「カーナビ専用機はヘビーユーザのものになっていくのだろうか」を書きました。近頃はスマホをカーナビにする使い方がさらに普及してきたというのが販売終了の理由のようです。

カーナビ専用機は道路の車線変更や沿道の店舗情報など、至れり尽くせりの機能があります。とは言え、いくら便利でもカーナビが必要になるのは、土地勘がない場所に行った時と思います。年に何度くらい遠出するかを考えると、カーナビに高い金額を払えるユーザ層は限られます。多くの人はカーナビ専用機の元を取れないかもしれません。そのようなライトユーザ層に普及してきたのが、iPhoneやAndroidのカーナビアプリです。

スマホの端末代や通信費を日常生活の固定費と考える人が多いでしょうから、利用する側の感覚は”タダ”のカーナビです。専用端末を買った上に通信費や地図情報の更新費用を払うカーナビ専用機は、最初から分が悪いです。

私はと言えば、au ISW11HTでGoogleマップナビを活用しています。

バイク(自動二輪)にスマホホルダーを取り付けて固定できるようにしました。振動で落ちる心配をしましたが、がっちり固定されていて問題はなさそうです。

バイクで走る時は、多少遠回りになっても道幅が広くて信号待ちで車の前に出られる経路がうれしいです。Googleマップナビをしばらく使って見た実感は、複数の経路がある都市部でなかなかお茶目な道を選んでくれることが多いようです。ナビの言うとおりに走ったら、細い一本道に誘導されて渋滞した車の後に並ぶことがありました。慣れた場所であればナビを無視して走ればいいだけのことですので、気にしないことにします。なんと言っても”タダ”なのですから、少しくらいおバカでも割り切れます。

道の選択肢が少ない郊外に行くと、Googleマップナビはとても使えるアプリです。知らない土地で迷わず目的地に到着できるのは安心です。これが”タダ”なのですから、ライトユーザはこれで充分でしょう。

以前はGoogleがなんとなく信用できない思いでしたが、この頃はすっかりGoogleのサービスに依存した毎日になっています。

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