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デル株式会社 KACE新製品記者説明会

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デル株式会社 KACE新製品記者説明会とその後のブロガーミーティングに参加しました。

直販パソコンの企業イメージが強いデルですが、実はサーバーや周辺機器・ソフトウェアを含めたトータルソリューションを1社で提供できる会社です。

今回発表されたデルの新製品KACE(ケース)は、一言で言うとシステム管理のアプライアンスです。デルのサーバーに必要なソフトウェアがインストールされた専用機の状態で出荷されます。

KACE社は2003年に米国カリフォルニア州マウンテンビューで設立された会社です。ロブ・マリンハートとマーティ・ケーシンの2人創業者がレストランでアイディアを議論して始めました。2010年に同社をデルが買収して、日本での発売となりました。

ゼネラルマネージャのロブ氏が経営者らしい風貌をしているのに対して、最高技術責任者のマーティ氏がこれまた映画に出てきそうなイメージで、いいコンビといった印象です。こういう会社が出てくるところは、さすがシリコンバレーと言ったところですね。

2人からのビデオメッセージが公開されています。ご覧ください。

-Dell KACE 創業者 ロブ・マリンハートからのビデオメッセージ

http://www.youtube.com/watch?v=yfQ0EA2Ue-M

-Dell KACE 創業者 マーティ・ケーシンからのビデオメッセージ

http://www.youtube.com/watch?v=s2vrIXrCKoo

KACEのモデルは「KACE K1000」と「KACE K2000」の2種類あります。

K1000はマネジメントアプライアンスのモデルで、検出とインベントリ、資産管理、ソフトウェア配布、リモート制御、サービスデスク、電源管理、セキュリティとパッチ適用を一括して管理します。

K2000はディプロイメントアプライアンスのモデルで、リカバリ、一元化されたディプロイメント・ライブラリ、ユーザー状態の移行、ネットワーク経由のOSインストール、OSイメージの作成、構成管理の機能があります。

ユーザーは必要に応じて、K1000/K2000のどちらかまたは両方を導入することになります。1Uのラックマウントのサーバーの物理モデルと、VMwareの仮想サーバーで動く仮想モデルがあります。

1台のアプライアンスで100台から最大20,000台のノードを管理できます。アプライアンスを複数組み合わせることで、さらに多くのノードを管理できます。米国NASAでは、9万ノードをKACEで管理している事例があります。

デルは従業員500人以下の法人をSMB(スモール・ミディアム・ビジネス)市場と位置づけています。日本では、150万社以上(SOHOも入れると500万社)が対象になります。

実際にKACEを導入してメリットを得られるユーザ企業はどのくらいの規模かを考えてみました。

情報システム部門で管理しているパソコンの台数が100台を超えると、現場としては何らかのシステム管理の仕組みが欲しくなってきます。ただ、トレーニングなどを含めたKACEの導入が100~150万円程度かかることを考えると、100台ではパソコン1台あたりの管理コストとして割高感があります。多数の拠点にパソコンがばらまかれた企業はともかく、一カ所に集中している企業で経営層の承認を得ることは、なかなか難しいと思われます。

台数が200~500台くらいになると、KACE導入のメリットがありそうです。この規模になると、国産・海外製を合わせて競合のシステム管理製品が多くあります。その中で、KACEはオールインワンのアプライアンスで低価格という点で特長があります。

記者会見後のブロガーミーティングでは、KACEを導入して時間が余ってしまったシステム管理者のビデオが上映されました。

-ボクがDell KACEアプライアンスをキライな理由

http://www.youtube.com/watch?v=REGt9TY9WQM

単純作業から解放された時間を、いかにより高度な業務に振り向けるかについて議論が盛り上がりました。

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