auからIS03が出るとか出ないとか
»
9月22日の日経新聞によると、10月初旬にauからAndroidを採用したシャープ製スマートフォンが発表になるらしい。先行して発売されたIS01やIS02が、携帯電話として使えないサイズだったり、今さら感があるWindows Mobileだったりしたのに対して、「1台目」として使えるスマートフォンを狙った、ど真ん中直球勝負のようだ。
ドコモやソフトバンクのスマートフォンを横目に、蚊帳の外状態だったauの利用者にとって、待望のモデルになる可能性がある。詳細の発表が待たれるところだ。
私もこれまでauに欲しいスマートフォンがないことで、少なからず悔しい思いをしてきた。だからと言ってIS03に飛びつくかどうかは、微妙な状況になっている。
今月から普通の携帯電話+WiMAXルータ+iPod touchの分業体制で通信環境を再構築した。将来、他のキャリアのスマートフォン1台持ちに切り替えることも視野に入れて、使い勝手の実証実験中だ。
実際に使ってみて、いくつかわかったことがある。
- WiMAXは速い。ネコがビール箱に飛び込むほどではないが、イーモバイルに比べると、私の活動エリアでは明らかに速くて快適だ。
- WiMAXルータに知り合いのiPhoneを登録して使えるようにした。WiMAXでiPhoneを使うと、ソフトバンク3G回線でiPhoneを使うより速い。
- 自宅ではWiMAXは使えない。私鉄駅からバス停2つくらいの住宅地なのだが、WiMAXの電波が届かない状況。これは想定の範囲内ということで良しとする。
- WiMAXの電波は建物の奥に届かない。虎ノ門にある道路に面した1階のコーヒーショップで、店の奥だと電波が届かないことがあった。2mほど入口に移動したら電波が来た。WiMAXはソフトバンクの携帯やイーモバイルより高い周波数を使っているそうなので、そういうこともありかと。
- 私の場合、スマートフォンだけでは仕事にならない。パソコンから通信できる環境が必要とわかった。
- スマートフォンを電話機として使うのはなんだか嫌だ。iPod touchを耳に当てて「iPhoneごっこ」をしてみたが、このサイズと形状はどうも電話機という感じがしない。
- 今の分業体制は、携帯電話、WiMAXルータ、iPod touchにそれぞれバッテリーを内蔵している。1~2日ならバッテリー切れの心配はない。これをスマートフォン1台にまとめると、バッテリーの持ちが気になりそうだ。
と言うわけで、WiMAXルータを中心にした分業体制をけっこう気に入っている。少なくとも仕事でパソコンの無線LAN環境が必要である間は、WiMAXルータを止めることはないだろう。とりあえず10月の発表を少し冷めた目で楽しみに待っている。
SpecialPR