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【ソフトバンクモバイル】天下分け目の関ヶ原、夏の陣

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お盆の週末の8月13日から15日の3日間、東京ビッグサイトにて「コミックマーケット78(以下、コミケ)」が開催されました。今回で第78回目、マンガから小説まであらゆるジャンルの同人誌が一堂に集まる日本最大の同人誌即売会です。

今回の来場者数は、1日目が17万人、2日目が19万人、3日目20万人で、合計56万人でした。

これがどのくらいの数か、以下と比べるとその規模がわかるでしょう。

  • 旧大日本帝国陸軍の参謀本部が編纂した『日本戦史・関原役』によると、天下分け目の戦と呼ばれる関ヶ原の戦いに集結した東西両軍の兵力は、東軍約7万5,000、西軍約10万、合わせて約17万という。
  • 東京ビッグサイトで開催されるIT関連の展示会は、3日間開催で6万人が来場すれば、成功と言われる。
  • 2010年7月31日現在の鳥取市の人口は、19万7,356人。
  • 会場のコンビニの1日の売上は、平均的なコンビニの10倍以上

これだけの人数が東京ビッグサイトを埋め尽くすのですから、大混雑は必須です。私は、日本のコンテンツ産業の海外進出のためにコミケを視察したいという方をご案内して、2日目に行ったのですが、暑さと人混みで死にそうでした。

人が多く集まる場所では、いろいろな問題が起きます。その一つに、携帯電話がつながりにくくなることがあります。これはコミケに限った問題ではなく、花火大会などでも起きます。

対策として、docomoは移動基地局車を出していました。加入者の多いdocomoはそれでも足りなかったようで、Twitterでは「docomoはダメだった」のようなつぶやきがありました。

auの移動基地局車は確認されていませんが、少なくとも2日目に私が会場で電話した時は正常でした。

一番の注目は、ソフトバンクでした。コミケでのソフトバンクの回線の弱さは、以前から指摘されていました。今回は孫社長がTwitterで約束したこともあり、かなり気合いが入っていたようです。

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移動基地局車を出しただけでなく、WiFiのネットワークを増強するために、6人の”通信兵”を会場内に常駐させていたそうです。ソフトバンクが支援しているウィルコムの次世代ワイヤレス通信サービス「XGP」とFONのアクセスポイントをつないだ、ソフトバンクの新兵器だそうです。

その甲斐あって、「@masason コミケ会場の対応ありがとうございました。毎回全く使えなかったのが、快適に使えました。移動基地局のスタッフによろしくお伝え下さい。」のような感謝のつぶやきがTwitterに上がっています。

ソフトバンクモバイルは、関ヶ原・夏の陣に勝利したようです。次は年末の冬の陣(コミックマーケット79)です。

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