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これは楽しいGoogle Latitudeで位置情報追跡

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GPSと地図情報を連動させて、移動体の位置をリアルタイムに把握する仕組みがあります。国土が広い米国では、早くから国内を走り回る大型トラックの位置を管理するシステムがありました。米国のQualcomm社が1988年に開発した「Omni-TRACS(オムニトラックス )」は、通信衛星を利用して位置情報を管理する代表的なシステムです。日本でもサービスを利用可能です。

オムニトラックスは業務用です。専用の機器が必要で、費用がかかります。個人で利用ということであれば、オルタナティブブロガーの吉川さんご紹介の「今ココなう!」サービスがあります。これはパソコンにGPSレシーバー・ロガーと専用ソフトウェアをインストールして、自分の現在位置をグーグルマップに公開する仕組みです。

さらにお手軽な仕組みが、「Google Latitude(グーグルラティチュード)」です。Google Latitudeで必要なのは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンのみです。あらかじめ共有設定したグループメンバー内で、現在位置を共有することができます。スマートフォンを持っていなくても、パソコンでメンバーの位置を見ることはできます。

さっそく試してみたところ、これがたいへん面白いです。以下のようにかなりピンポイントで位置がわかります。実際に携帯電話で話しながら確認したところ、誤差(ブルーの円)の範囲は1ブロック程度です。

複数の車に分乗してどこかへ行くような時に利用すると、お互いの位置関係がわかります。待ち合わせで待たされてイライラすることがなくなるでしょう。

なお、iPhoneでは位置情報をアップロードするためにSafariを立ち上げてログインしている必要がありますが、マルチタスクのAndroidではGoogle Latitudeアプリケーションをバックグラウンドで実行可能です。

知らないうちにAndroidにGoogle Latitudeを仕込まれて、自分の位置情報がダダ漏れにならないようにご注意ください。

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